ヒーローと言えば仮面ライダーや戦隊モノも捨てがたいが、お子様からそのおじいちゃん世代まで広く支持されているヒーローと言えばやはりウルトラマンだろう。
そのウルトラマンは中国でも大人気。ある意味人気のバロメーターとも言えるパクリ商品も数え切れないほど作られている。その中国にウルトラマン仕様のコンビニがあるらしい。早速行ってみたところ、内装から商品から店員さんの制服まで! 日本も羨む超本格的な仕様だったぞ。
■実は円谷プロ公式
中国初のウルトラマン仕様のコンビニは上海市内にあるローソン中山公園店だ。2012年6月にウルトラマン・ローソンとしてオープンした。中国と言えばパクリ大国という認識が強いが、こちらのコンビニは円谷プロダクション公式。正式なライセンス契約のもと作られた店舗なのだ。
期間限定でコンビニとキャラクターがコラボするのは日本でも見られるが、こちらは常設店舗である。
■店内はウルトラマンだらけ!
中に入ると、まず等身大ウルトラマンキター!! いや、ウルトラマンの身長は低めのセブンでも40メートル、50メートルを超えるウルトラマンも多いの等身大というのは正確ではないかもしれない。スケールはわからないが、とにかく大人と並んでも同じくらいの大きさだ。
店内の壁は宇宙を思わせる配色、そしてところどころにウルトラマンのオブジェが飾られているぞ。ここでしか買えないオリジナルグッズも豊富だ。
そして店員さんの制服もウルトラマン仕様キター!! ぱっと見たところ、『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』に登場したZAP SPACYの制服のようだ。
■1Fはコンビニ、2Fはプチ・ゲームセンター
1Fはローソンの店舗だが、2Fはお子様向けのちょっとしたアミューズメント施設になっている。事前情報では、2Fに入る条件は1Fで100元以上買い物をすることという話だった。しかし、実際に行ってみると「開店当初はそうでしたが今は誰でも入れますよ」とのことだった。
ペットボトル1本が4~6元程度(約51円~77円程度)の上海で、コンビニで100元(約1280円)使えというのは、結構高いハードルである。すんなり入れたのは、現場の機転なのか、オペレーションが変わったのはわからない。入る前にスタッフに確認した方がいいだろう。
■スタッフが親切すぎて笑った。日本語が話せるスタッフもいた
中国の店の店員と言えば無愛想なことで有名だ。だが、ZAP風の制服に身を包んだスタッフは皆、とても話しかけると笑顔で返してくれた。こちらが日本人だとわかると「上海はどうですか?」「面白い?」などと日本語で話かけてくるスタッフもいた。
記念撮影をお願いすると、快く引き受けてくれたぞ。「スペシウム光線」のポーズまでやってくれるというサービスっぷりである。
見たところウルトラマン・ローソンは、なかなか盛況のよう。それを受けてか、先日、上海ローソンは、『名探偵コナン』仕様のローソンをオープンすると中国版Twitter・Weiboで発表。ネット上で「上海ばっかりズルイ!」「上海人は正規のグッズが買えて羨ましい」と話題になっている。こちらもどんな仕上がりになるか楽しみだ。
(文=澤井恵)
Photo:Rocketnews24.
参考リンク:上海ウルトラマン・ローソン
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オリジナル記事: 中国にあるウルトラマン仕様のコンビニに行ってみた / 日本人も羨ましいほどの気合いで笑った
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