皆さんは「絶対領域」という言葉をご存じでしょうか? これはミニスカートにひざ上丈のソックスを着用した女性の、太もものことを指します。この部分を広告として使った「絶対領域広告」がじわじわと浸透しつつあるようです。会員登録制のこのサービス、急速に女性会員の数が増えているとのことですが、その魅力とは、いったい何なのでしょうか?
会員登録した女性は広告シールを太ももに貼り、8時間以上日常生活を送ります。その際に、自分が広告として活躍した証として、写真を撮影してソーシャルネットワークサービス(以下、SNS)に投稿。広告費を受け取るという仕組みです。
2012年7月末にサービスを開始して以来、順調に会員数を増やし、現在1300人の一般女性が広告に参加しています。サービス開始直後に100人以上が登録し、一日10人程度のペースで、登録者が増えているのだとか。
株式会社ウィットの代表取締役渥美英紀は、「会員の皆さんに楽しんで、ご参加頂いています」と説明しています。会員登録の条件はSNSで「20人以上のつながりがあること」、そして「18歳以上の女性」です。
つまり広告シールを貼ってSNSに画像を投稿すると、自分とつながりのある人に、太ももを見せることになります。おしゃれに意識の高い女性であれば、よりきれいによりかわいく見せたいと願うはず。そこで自分なりの試行錯誤を重ね、ファッションの一環として絶対領域広告を楽しんでいるようです。
またこれまでに扱っている広告シールも大変魅力的です。世界的なロックバンド「グリーン・デイ」や、アーティスト村上隆さんの新刊PRなど、女性が「貼ってみたい!」と思うようなものが続々登場。おしゃれなデザインで乙女心を刺激しているのではないでしょうか。
ちなみに当編集部でも、試験的に絶対領域広告を活用してみました。ヘビメタアイドルユニット「アリス十番」の立花あんなさん、渡辺まありさん。そしてガスマスクアイドルユニット「スチームガールズ」の神谷えりなさんにご協力頂き、渋谷駅前に約30分間立って頂きました。そうしたところ、短時間ではありましたが一時的に衆目集めることに成功しました。
特に男性は、太ももに注視して良いものかどうか気にしながらも、チラチラと広告シールに目を向けていました。今回は三人だったのですが、これが10人100人と大きな規模になると、さらに注目度が増すことでしょう。地域イベントなどで街をあげて広告シールを利用すれば、PR効果は相当高くなるに違いありません。
なお近日中に、とある音楽メーカーと大がかりなイベントを企画しているそうです。さらにクリスマスに向けて、さまざまな企業広告が登場予定なのだとか。参加してみたいという女性の皆さんは、ぜひチェックしてみてください。いずれにしても、絶対領域広告の可能性はまだまだ広がりそうです。
Photo:Rocketnews24
参照元:絶対領域広告,取材協力:アリスプロジェクト
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