ロッテの人気スナック『ビックリマンチョコ』は1970年代に発売され、『悪魔VS天使』シリーズのシールがオマケとして開始されてからは、子どもたちを中心に絶大なる人気を得た。おまけのシールをコレクションする子どもたちがレアなシールをゲットするため、お菓子屋に張りついていたこともあるくらいだ。
なかには箱買いする小学生まで現れ、さらにシールだけ手に入れてチョコを捨てる小学生も出現し、大きな問題として注目された。入荷したら即完売という状態の『ビックリマンチョコ』をうまく使い、何倍もの利益を上げたお菓子屋が多数あったという。
『ビックリマンチョコ』は売れたとしても1個30円。数十個売れたとしてもお菓子屋としてはあまりおいしくない。そこでお菓子屋は考えた。なんと、『ビックリマンチョコ』に他のお菓子を抱き合わせて販売したのである。
筆者(私)の近所の商店も『ビックリマンチョコ』と『ポッキー』、『ビックリマンチョコ』と『ジャイアントカプリコ』、『ビックリマンチョコ』と『ポテトチップス』など、他のお菓子と抱き合わせて販売していた。そうすることで、『ビックリマンチョコ』を1個売ったとしても100円以上の売り上げになるのである。
さらにひどいお菓子屋になると、『ビックリマンチョコ』1個につき500円ほどのお菓子を抱き合わせて販売することもあった。箱買いするとなれば数千円、いや、万単位の出費となる。しかし子どものためにとお金を渡す親もいて、それでも『ビックリマンチョコ』は売れ続けたのである。
現在30~40代の男子が、ちょうど『ビックリマンチョコ』ブームのど真ん中だったと思われる。そういえば、当時持っていた『ビックリマンチョコ』のシール、どこにいったのかなぁ。きらきらシールが出てもヘラクライストばかりかぶってけっこう悲しかった思い出が……。
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オリジナル記事: 【ひどい過去】ビックリマンチョコが大人気だったころ「他のお菓子と抱き合わせ販売」していた店
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