成長記録を動画で残しておくと、赤ちゃんだった頃との違いを確認する楽しみも生まれます。
生後3か月の子猫のときと、3歳の立派な成猫になった今とでは、行動にどんな違いがあるのでしょうか。
動画をご覧ください。
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成長記録を動画で残しておくと、赤ちゃんだった頃との違いを確認する楽しみも生まれます。
生後3か月の子猫のときと、3歳の立派な成猫になった今とでは、行動にどんな違いがあるのでしょうか。
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アメリカ・ミシガン州の男性は、今月400万ドル(約4億3000万円)の宝くじに当選。
それだけでも天文学的な低確率であり、いったい何人分の幸運に相当するのか見当もつきませんが、驚くのはそのことではありません。
彼は3年前にも同じ宝くじを購入し、400万ドルを当てていたのです。
続きを読む本日2020年6月29日のお昼ごろ。何気なくTwitterを開くと、トレンドになんと『小僧寿し』の文字が。「つ、ついに逝ったか……!」と反射的に思ってしまったのは私(あひるねこ)だけではあるまい。
持ち帰り寿司の老舗『小僧寿し』に私(あひるねこ)が最後に行ったのは、おそらく小学3~4年生の頃。正直言って、その存在は記憶から薄れつつある。でもよ……。勝手に逝っちまうなんて、そんなの寂しいじゃねーか……! 心配になったので、25年以上ぶりに『小僧寿し』に行ってみることにした。
お店の公式サイトによれば、東京都内には現在『小僧寿し』が13店舗あるという。だいぶ少ないような気がするが、よく考えたらそもそも都内で小僧寿しなんて見たことがない。本当に今もあるのだろうか?
目的地に向かって歩いていると……遠くの方に何やら見覚えのある看板が。あ、あれは……!
小僧寿しでお馴染み、軽くお辞儀してる人……!!
マジかよ、アンタまだ現役だったのか……! そこには昔となんら変わらない小僧寿しの店舗があった。「小僧~ずっしチェ~ン!」という懐かしのCMソングが頭の中に鳴り響く。
ただ、さすがにもう『ドラえもん寿司』はないらしい。世代的に小僧寿しと言えばドラえもんのイメージだが、現在のキッズメニューはキャラクターものではないようだ。せっかくなので1種類ずつ買ってみるとして……。
もう一つ何か買っておこうと店内を眺めていると、あまり小僧寿しっぽくないメニューを発見した。な、何だ? この……
『キングスペシャル』ってのは……。
『すずらん』や『こすもす』みたいな “和” な商品名が並ぶ小僧寿しにあって、あまりにも世界観が異なるネーミングである。逆にめちゃくちゃ当サイト向けではないか。というワケでこいつも購入。10分少々待った後、寿司を受け取り帰宅した。
『はっぴーキッズセット』はパンダずし(税込529円)と手巻(税込540円)の2種類。お菓子とおもちゃが付いてくる可愛らしい内容だが……
パンダの鼻が帰ってくる途中でもげてしまっているあたり、小僧寿しらしくて(?)実に良い。
そして気になる『キングスペシャル』。どうやらこちらは店舗オリジナルメニューらしい。検索するとちょいちょい情報が出てきた。高級ネタではないものの、14貫入って税込700円とかなりお得な商品になっている。さっそく食べてみると……
あれ?
なんか、記憶の中の小僧寿しよりウマい気が……。
かつて小僧寿しに対して、小学生ながらに何となく “スナック寿司” みたいなイメージを抱いていた私。ところがあれから約25年。なぜだろう、今はあの時よりもおいしく感じるのだ。
作って間もない状態で食べたからというのも間違いなくあるだろうが、ネタの鮮度に特に問題はなく、シャリも柔らかすぎず固すぎずちょうどいい塩梅。少なくともスーパーのパック寿司よりは確実に上等である。え、小僧寿しってこんな感じだったっけ?
Twitterに『小僧寿し』がトレンド入りした明確な理由は不明だが、どうやら新型コロナによる外出自粛によって持ち帰り寿司の売上が増加し、それに伴い株価が上昇したことが少なからず影響しているようだ。
久しぶりに『小僧寿し』の名前を見て、勝手に心配になり はせ参じたワケだが……むしろ今こそ小僧寿しが熱いのかもしれない。私同様、何年も足を運んでいない人はそれなりにいるのではないかと思うが、懐かしさと新鮮さが同時に味わえるのでオススメである。ぜひ。
新型コロナウィルスの流行初期には「マスクは意味がない」などの主張もありましたが、感染拡大を抑えていることが明らかになるにつれ、法律で着用義務化する国も出てきました。
ところが感染爆発が止まらないアメリカではマスク着用率が上がらず、それどころかマスク義務化に断固反対する市民が少なくありません(理由は後述)。
そんな中、専門医が「マスク装着の有無でどんな違いがあるか、ひと目でわかる実験」を行いました。
実験結果をご覧ください。
続きを読む2019年に濃縮タイプの麦茶が登場して話題になった。お湯出ししたり水出ししたりしなくても、水で割ったらもう出来上がり。便利な時代になったねえ。実は同じような濃縮タイプのコーヒーが存在していたのである。
ボスの『カフェベース』だ。これは、牛乳や水で割るだけで、美味しいコーヒー飲料ができるというもの。これの最高に美味しい飲み方を発見したので、ぜひとも紹介したい。作り方はとてもカンタンだ!
カフェベースをそのまま凍らして、牛乳で割るだけ。すると冷たくて美味しいアイスカフェラテが出来上がってしまう! どうだ、いいだろっ!! つまりコーヒー氷にしてしまう訳だ。
アイストレーにそのままカフェベースを流し込んでも良いのだが、よりオシャレに演出したかった私(佐藤)は100均で丸形氷を成型できるトレーを購入してきた。3個作ることのできるタイプのものだ。
これに340ミリリットル(10杯分)のカフェベースを流し込む。カフェベースの液量は、このトレーにちょうどピッタリだった。トレーの上下を重ね合わせてしっかりと閉じて、冷凍庫の中へ。そのまま3時間近く放置したところ、まん丸のカフェベースアイスが完成した。
口の広くて深めのグラスに移して、あとは牛乳を注ぐだけ。
アイストレーに流し込んで放置しただけなのに、幸せな飲み物ができてしまった! なんということでしょ~っ!!
飲んだら、想像を裏切らない美味さ。濃くて冷たい至極のアイスカフェラテである。
ああ、夏だな。この味は夏を感じさせる。今年はいろいろあって、例年よりも少し暗い気持ちでこの季節を迎えそうになっていたけど、これがあれば大丈夫そうだ。少なくとも家に居る時間、むせ返るような熱気を感じていたとしても、一口コレを飲めば、心が癒されるかもしれない。冷たく甘く、そしてかすかに苦い。いつもとは少し違う夏だけど、青春の味がする……。
通常の氷と比べると多少溶けづらいらしく、このコーヒー氷1個で1リットル分の牛乳は楽に飲むことができた。同じトレーを使えば、その氷が3個も作れてしまう。3リットル分の牛乳を、美味いアイスカフェラテにしてしまうことができるぞ。スタバに行くの面倒だなって時には、カフェベースでコーヒー氷を作ってしまおう!
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
世界に広がるマクドナルド。私(中澤)がイギリスに行った時も、バッチリ街角にマクドナルドがあり、見慣れた外見に安心したものだ。
とは言え、メニューは少し違ったりもする。日本では期間限定のものがレギュラー化されていたり、展開されていないメニューが売っていたり。現在、そんな世界のマクドナルドからビーフバーガーが集結しているため食べ比べてみることにした!
2020年6月24日から開始されたこのキャンペーン。その名もそのまま「世界のマクドナルドからビーフバーガー集結」である。第1弾の顔ぶれは、カナダ「マイティビーフオリジナル(税込490円)」、イギリス「スモーキーバーベキュー(税込490円)」、そして日本「かるびマック(税込420円)」だ。
マクドナルドのサイトによると、カナダ「マイティビーフオリジナル」とイギリス「スモーキーバーベキュー」は、各国で過去に販売されたメニューを基に今回新たに開発されたとのこと。それぞれカナダ「マイティアンガスオリジナル」イギリス「バーベキュースモークハウス」が基になっているのだという。
購入してみると、サイズはどれもボリューミー。中でも目を引いたのは、見るからにふわふわのパンに、パティ以外にベーコンがはみ出し、チーズまでサンドされたイギリス代表スモーキーバーベキューだ。よし、こいつから食べていこう。
口をつけると、パンが羽毛布団みたいに唇を包む。そして口の中に肉の旨みをまき散らすゴロゴロしたパティ! ベーコンと合わさることで肉々しさがさらにアップしている。
ただ、特筆すべきはソースかもしれない。濃厚な甘みのあるBBQソースがハンバーガー全体の味を作っているからだ。この味が割と癖があるので、好き嫌いが分かれるかもしれない。焼肉の際、甘めタレを常用する人はストライクかも。肉々しさと濃厚な味での押しの一手は、パワー系と言えるだろう。
そんなイギリス代表に対し、カナダ代表マイティビーフオリジナルはチームワークが光る。酸味のあるソースとトマトが引き締める味はまとまりが段違いだ。
特にアイデアが見えるのはベーコン。細切れのような状態でソースにまぎれているのだが、これによりベーコンの旨みがよりハンバーガーの味と一体化している。ベーコンが1枚で入っているイギリス代表の次に食べたからこそ、味の違いをより実感した。
さらに、各々の素材の味もしっかり主張しているところは、まさにワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン。無駄な動きのないシェイプアップされたパス回しが、カナダ代表の武器と言えるだろう。
で、個人的な感想で恐縮だが、日本代表かるびマックはかなり分が悪い。甘いカルビの味付けにマヨネーズがプラスされ、なんだかモタモタしており決定力不足だ。セルジオ越後さんだったらブチキレるレベル。
ちなみに私は、同じモタモタ系のてりやきマックバーガーが好きなのだが、それでもモタモタしていると思う。普段ならあまり気にならないかもしれないが、イギリス、カナダと見てきただけにその差は歴然である。
まとめると、個人的にはカナダ代表マイティビーフオリジナルが最強だった。やはり近代ハンバーガーにはチームワークが欠かせない。日本代表は残念だったが、いつかこの悔しさが財産になる日が来るだろう。そう願い筆を置きたい。
新型コロナウイルスの影響を受けて、およそ3カ月遅れでプロ野球ペナントレースが開幕した。今年に限っては交流戦もなし、セ・パ両リーグともに120試合の熱戦が繰り広げられる。そんな中、パ・リーグで華麗な開幕ダッシュを成功させたのが、我らが「千葉ロッテマリーンズ」だ。
2017年シーズンから3年連続Bクラスに甘んじ、開幕前の練習試合も散々な結果だった千葉ロッテ。だがしかし、フタを開けてみれば9試合を終えた時点で8勝1敗と首位をキープしている。今年こそ……今年こそイケるのか? こんなに絶好調なのに不安しかないロッテファン、ちょっと来てくれ。
9試合を終えて8勝1敗──。本来なら「よっしゃー! 今年はもらったぜ!!」……と浮かれまくっていい堂々たる成績である。しかもその8勝は8連勝なのだ。開幕戦こそ落としたものの、これ以上は望めない最高のスタートを切ったと言っていいだろう。だがしかし……。
ロッテファン歴25年、伝説の18連敗を知る鍛え上げられた千葉ロッテファンの私、P.K.サンジュンくらいになると、ネガティブな思考からなかなか抜け出せない。チームや選手を信じてはいるものの「でも結局3位……いや、頑張っても2位が限界だろうな」と思ってしまうのだ。
ご承知の通り、ロッテはクライマックスシリーズを勝ち進んだ2005年と2010年に優勝を果たしているが、リーグ1位は1974年以来遠ざかっている。これは「12球団で最もリーグ優勝から遠ざかっている」という不名誉な記録であり、ある意味で全ロッテファン共通のコンプレックスだ。
最高のスタートダッシュを決めた今、中には「今年はイケる!」とウキウキのロッテファンもいらっしゃることだろう。ただ、おそらくだが7割以上のロッテファンは「嬉しいけど不安」「反動が怖い」「次の6連戦が終わらないと何とも言えない」……などと、決して浮かれていないのではなかろうか?
試合内容は悪くない……どころかとてもイイ。昨年はカモにされたオリックス相手に6タテを決めるだなんて誰が想像したことだろうか? しかも6戦目は球界を代表する好投手「山本由伸」を攻略しての勝利である。試合前に「雨でイイ! 中止になれ!!」と念じていた自分を恥じたい。
さて、ここからは我らが千葉ロッテマリーンズが本当に優勝するための条件を3つ挙げていきたい。逆に言うと「こうなったらヤバい」「こうならなかったら優勝は難しい」という条件でもある。
現状、怪我で1軍入りしていないのは「福田秀平」と「西野勇士」くらいだろうか。他球団と比べると選手層が薄いと言わざるを得ないチーム状況下で、これ以上の離脱は絶対に避けたい。毎年言われることだが、特に野手では荻野貴司の離脱は絶ッッッ対にアカン!
投手に目を移すと、クローザーのタフネス益田でさえも4連投はさせないなど、吉井コーチによる徹底管理が見受けられる。ある意味でプロ野球選手に怪我は付き物であるが、それでも今シーズンだけは「怪我による離脱ゼロ」を目指したい。
平沢大河、安田尚憲、藤原恭大らドラ1組はもちろんのこと、佐藤都志也、福田光輝、高部瑛斗ら2019年ドラフト組らも、今年はレギュラーを奪う大チャンスだ。かつて西岡と今江が同時期にブレイクしたように「ロッテの若手は2人同時に覚醒する」これが私の持論だ。
ピッチャーも佐々木千隼を筆頭にポテンシャルが高い選手は多い。現在の1軍メンバーだけで120試合を乗り切れるハズはなく、若手の覚醒がそのままチーム戦力の底上げに繋がることは明白だ。やや趣旨はズレるが、今年はいいタイミングで有吉優樹がやる気がしてならない。
球団マスコットはカモメなのに、毎年ロッテはとにかくカモにされることが多い。昨年であればオリックスと西武、特に西武には8勝16敗1分けと大きく負け越した。というか、西武だけは5-0でリードしていてもハラハラが止まらないよな?
優勝するチームは「お得意様を作りつつも極端に苦手な球団を作らないもの」これが鉄則である。幸いにも対オリックスは最高の滑り出しが出来たから、残りの楽天・日ハム、そして西武にも大きく負け越すことだけは避けたい。ロッテ名物の “大型連敗” が発動しないことを切に祈る。
冒頭でもお伝えした通り、ロッテは現在8勝1敗で首位を走っている。このことに誰よりも驚いているのがロッテファンではなかろうか? 正直、不安は尽きないものの、毎日がメチャメチャ楽しいこともまた事実である。まずは2020年6月30日からの楽天6連戦をドキドキしながら見守ろう。今年こそ「リアル・王者はおごらず勝ち進む」を期待したい。
参考リンク:千葉ロッテマリーンズ
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
去る6月27日〜28日(一部地域では日程が異なる)、全国の映画館でZARD『What a beautiful moment Tour』特別上映が行われた。来年のデビュー30周年を記念したイベントだが、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い公開中止になっていたものだ。
ZARDといえば『負けないで』『揺れる想い』『マイ フレンド』とミリオンヒットを連発した90年代を代表する女性アーティスト……なのだが、実をいうと、筆者は当時ファンではなかった。たくさんいた人気歌手の1人という認識で、特別な思い入れはなかったのだ。
しかも今回、最寄りの映画館では入館前に検温、マスク必須、グループで行っても隣同士に座ることはできず、半数程度に減らした収容人数という悪条件での上映だった。にもかかわらず、映画館で鑑賞した筆者は感動して身震いしてしまった。なにを思ったのかこれから記したいが、敬称略をご容赦いただきたい。
映像は2004年に行われたZARD初にして唯一の全国ライブツアー『What a beautiful moment Tour』のフルHD化映像だ。あれだけのヒット曲がありながら、実にデビュー14年目まで全国ツアーを行っていなかったことに驚く。結果としてこのライブ映像は最初で最後の貴重なものとなった。
映画館の大画面と大音響で映像が映し出されると、まるで目の前でライブが繰り広げられているような錯覚に陥る。広くて暗い館内では効果は倍増だ。映像の中で聴衆がわっと沸くと、実際に自分の周りで何千人もの人が歓声を上げているよう。
しかし同時に、作品はライブの記録映像としての側面もあるので、ステージ裏や各会場の様子など、演奏以外のシーンが挟まれる。それを見ると、これは確かに16年も昔の映像であり、坂井泉水はもうこの世界に存在していないという事実を思い出す。過去と現在を行ったり来たりするような、不思議な浮遊感だ。
音楽の好き嫌いはともかく、映像の坂井泉水からは圧倒的なエネルギーが放たれている。誰もが知るヒット曲を次々と披露。すでに体調を崩していたとは思えない迫力だ。
最近になって筆者が坂井泉水に興味を持った理由は、もちろん絶対的に歌が上手いということもあるのだが、1人の女性として尊敬できるエピソードをいくつも知ったことだ。
ファンには有名な話だと想像するが、アーティストになる前、彼女はグラビアモデルだった。セクシーな衣装で女性としての魅力をアピールすることもあっただろうし、セミヌード写真集も出版している。
ZARDとしての透明感のある歌声や、黒髪の似合う清廉なビジュアル、メディアへの露出を抑えたミステリアスな雰囲気とは対照的な職業だ。イメージを大事にするアーティストにとっては、発掘されたくない「黒歴史」といっていいかもしれない。
しかし彼女はグラビアモデルだった過去を少しも恥じていなかったという。むしろ汗水たらして仕事を獲得してきてくれた当時のスタッフに感謝の心を忘れなかったそうだ。
このエピソードを知ったとき、彼女のイメージががらりと変わった。はかなげなイメージとは裏腹に、謙虚さと誇りを併せ持った、芯の強い女性だ。他にもスタッフ一丸となって『ZARD』というプロジェクトを築いてきたこと、人見知りでカメラが苦手だったこと、心を許した人にはとびきりの茶目っ気や気遣いを見せることなどを知った。
ライブが行われた2004年、すでに坂井泉水は体調を崩していた。子宮筋腫など複数の持病を抱え、晩年……というにはあまりに若いが、2000年以降は病気と闘った後半生だったという。
今回上映された映像でもMCや衣装替えはほとんどなく、坂井は直立不動。苦しく感じないよう、ゆったりとした服を着ていたという。ステージには所狭しと楽器が並んでいるのだが、激しく動き回らなくても変化が感じられるようにだとか。
しかし、歌声からは体調不良は微塵(みじん)も感じられない。むしろ生命の輝きともいえるような力強さがあふれている。
筆者も経験があるが、どんな強気な人からも病気は自信を失わせる。安全な未来を信じられなくなるし、常に自分を「大丈夫だろうか?」と疑うようになり、足下の地面が揺らぐような感覚だ。不安もあったと思うが、なんて意志の強い女性だろうか。
2006年には子宮頸がんが発覚。後に肺に転移。そんな中でもレコーディングを行い、新しい企画を考え、詞を書いていたという。
ライブからわずか3年後の2007年5月27日、入院先の病院での不慮の事故により逝去。享年40歳だった。突然の訃報に自死ではないかという噂も流れたが、彼女と親しい人々はみな否定している。
音楽にしろ物語にしろ絵画にしろ、すべての芸術は人の心を動かすために生まれるといえる。もっとも狭い意味では作者本人の心だし、逆に広くなれば時間や距離を超えて世界中の人の心を動かす。そういった意味では、真に作品が死ぬのは人々から忘れられ、誰の心も動かさなくなったときだろう。
インターネット上のファンの反応を見ると、今回の上映は過去のDVDの焼き直しであり、音質や画質という点では及第点ではなかったようだ。しかし、コロナ禍のさなかではあるが、こうやって全国で観客を動員し、大画面で鑑賞されて人に影響を与える……アーティストや作品として “生きている” ことは驚異的だと思う。
全国のほとんどの都市では日程を終了したが、東京、愛知、奈良など一部の地域では7月5日まで上映するところもある。もしそれらの地域にお住まいなら、ぜひ鑑賞をお勧めしたい。筆者は、30周年の記念イヤー、地方を含め全国で広く上映、感染症流行の小康状態など、いくつもの偶然が重なり、このタイミングで見ることができて本当に幸運だった。稀代のアーティストの冥福を祈りたい。
参考リンク:ZARD Official Website – WEZARD.net
Report:冨樫さや
Photo:RocketNews24.
〇〇離れと叫ばれて久しい。単純に時代が流れた、そう見るべきかもしれないが、できることならメーカーは頑なに自らの道を突き進んで欲しいと、私(佐藤)は思う。とくにエースコック! エースコックは何でもやりすぎるクセがついてしまったらしい。看板商品の1つ『わかめラーメン』に至っては、2020年4月に「麺なし」というあるまじき商品を販売していた。
つい最近になって、「EDGE × わかめラー油蕎麦 わかめ3.5倍」の販売を開始した。ラーメンはどうしたんだよ! 蕎麦を出すなんておかしいだろっ! ところがである。ブランドサイトを見て私は愕然とした。ラーメン離れを加速させているじゃないか……。
直近の6商品のラインナップを見ると、ラーメンは2商品だけ。あとは「そうめん」「麺なし」「油そば」「ラー油蕎麦」。
もうカップラーメンじゃねええええ! わかめの何かだ、ラーメン離れすぎだろ!
でも食うよ。なんだかんだ言って食べますけどね。ルーツはラーメンであることを、忘れないでね。商品のフタを開けると、カップのなかに本当に蕎麦がいやがった。麺なしの時には何もなかったことを思い出すと、 “麺状” のものがあるだけ良いか……。
わかめが通常の3.5倍なのだが、もはや麺の方が気になってしまって、わかめへの関心が薄らいでいる。 わかめも大事な登場人物なのに……。とにかく熱湯を注ぐ。
3分後に液体スープを投入して完成。麺を確認できないほどのたっぷりのわかめ。完全にスープの液面を覆っている。初めて3.5倍を目撃した時のインパクトはすでにない、もはや通常運転のようにさえ感じられる。
食べてみよう。蕎麦にラーメンの代わりができるのか? やっぱりわかめラーメンは、わかめ “ラーメン” じゃなきゃダメなんじゃないのか?
ずるずるずるとススってみると……あれ? これイケるやん。結構イケるやん!
よく考えたら、構成要素のハズレがない。わかめ・ごま・ラー油、それに蕎麦。これを組み合わせて合わない訳がないのである。しかも程よくピリ辛で、これからの季節、額にほんのり汗をかきながら食いたい味なのである。ラーメンこそが至高だと思っていたが、蕎麦も悪くない。むしろ好きだ! う~ん……さすがエースコック、わかめに関しては、すべてを知り尽くしているようである。
とはいえ、わかめラーメンはわかめラーメンだ。今後もわかめラーメンにこだわったわかめラーメンを出して欲しい。出し続けて欲しい。あまり変化球ばかりだと、ストレートの球威が弱くなるぞ。