ここに1枚の絵がある。セピア色が美しいステンシル画だ。色にムラがあるのがまたノスタルジックで味わいがある。
一体どんな画材を使ったらこのような味が出せるのだろう。なんとこの絵は、マリファナ(大麻)の煙で描いたというのである。
マリファナ・アートを試みているのはブラジルのアーティスト Fernando de la Rocqueさんだ。彼は世の中にマリファナについての議論を巻き起こしたいとしているそうだ。
絵の描き方は以下のとおり。まずステンシルの板を紙の上に置き、そこに煙を吹きかける。1週間置いておくとアートが完成するという。Fernando de la Rocqueさんの作品を報じたメディアは「マリファナの煙の成分からして1週間放置しただけで紙に色が定着するというのは考えにくい。恐らく特殊加工された紙か薬品など彼の “企業秘密” があるのでしょう」としている。
この“画材”については、いくら違法でない地域だったとしても賛否は両論だ。「彼の議論を巻き起こす」という点では成功したと言えるのではないだろうか。元手もかなりかかるので同じ手法を用いる芸術家が今後現れるかどうかもわからない。しかし、彼の作品は1枚2500ドル(約19万5000円)の価値がつくほど評価されているそうだ。
参照元:大人物(中国語)、TAXIFernando de la Rocque
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オリジナル記事: この絵の画材は何かわかる? 作者「マリファナの煙で描きました」 ブラジル・アーティストのマリファナ・アートが話題に
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