ゴールキーパーとして優秀な猫は過去にもご紹介したことがあるのですが、今回の猫はキャッチしたまま、落とさずに保持することができます。
動画をご覧ください。
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ソ連のチェルノブイリ原子力発電所事故が起きてから30年余りが過ぎました。(1986年4月26日、現在のウクライナ)
周辺一帯が居住不可となり、約16万人が移住を余儀なくされました。
兄弟2人が30年ぶりに当地を訪れたところ、懐かしいものを目にしたそうです。
続きを読むスパ! なんと今回で……マサイ通信400回! 1日1記事を読んだとしても、1年以上もかかるぞ!! よくもまあここまで続いたと思う。いや、みなさまのおかげで「続けさせてもらった」と思っている。本当に、本当に、アッシェオレン!(ありがとうございます!)
ということで今回は、オレから日本のみなさまに向けて、長文の英文メッセージを送ろうと思う。そしてそれを、そのままGoogle翻訳にかけてみたいと思う。ちゃんと翻訳できるかな〜? ちょい間違っているところには「編集部(GO羽鳥)注」として「※」をふっておいたので、比較して読んでみてな。
日本のファンの皆さん、こんにちは。この機会(※)に3年間(※)お付き合いいただきありがとうございます。そして、私はあなたを通して井戸を作ったのでとても幸せです、そして私たちは学校も持っています。
あなたは私の兄弟姉妹であり、400のレポートを作成しました。これは良いことなので、一緒に作業してアイデアを共有しましょう(※)。
羽鳥剛(※)さんの本(※)をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。すぐにまた別の本を作って欲しいと思います(※)。兄の羽鳥剛さん、そして日本全国の皆さん、ぜひ本を読んでください。もっと楽しいストーリーや写真があります。
神は日本を祝福し、マサアイ(※)を祝福します。私が日本で会えるように、またはケニアで兄が会えるように、コロナがすぐに行く天気を見てみなければならなかったように祈りましょう。(※)どうもありがとうございました。
・この機会 → マサイ通信
・3年間 → 5年間(ルカの勘違い)
・一緒に作業してアイデアを共有しましょう → リクエストボックスに質問を送ってくださいの意。
・羽鳥剛 → GO羽鳥(羽鳥豪)のこと。(Googleの翻訳ミス)
・本 → 『マサイのルカがスマホで井戸を掘る話』(学研プラス)
・すぐにまた別の本を作って欲しいと思います → 著者一同、続編を希望。
・マサアイ → マサイの意。正式には「マーサイ」だったりする。
・私が日本で会えるように、またはケニアで兄が会えるように、コロナがすぐに行く天気を見てみなければならなかったように祈りましょう。 → 私が日本で会えるように、またはケニアでGOと会えるように、コロナの状況を注視しつつ、みんなで神に祈りましょう。
──以上。500回めざしてがんばります! 今後ともマサイ族の戦士・ルカがお届けするマサイ通信、ならびに、ケニアのタクシー運転手・チャオスがお届けするカンバ通信のほうも、よろしくおねがいします。では、オレセリ! アッシェオレン!!
参考リンク:Google翻訳
Report:ルカ(マサイ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
screenshot:Google翻訳
今年6月に発売された、とある短歌&エッセイ集。歌人・仁尾智(におさとる)氏が猫専門誌『ネコまる』『猫びより』で連載していた作品を単行本化。保護猫や飼い猫など多くの猫と暮らしてきた同氏が、軽妙なタッチで日常をつづる……とここまでは普通に書籍紹介なのだが、今回お伝えしたいのはここから。
なんと初版限定ふろくとして「CIAO ちゅ~る」専用ポチ袋「ちゅ~る袋」がついてくるのだ! これは世界初では!?
こちらがそのポチ袋。3種類のうち1つがもらえる。
筆者のふろくは「猫がくる ほめてほめてという顔で何か不穏なものをくわえて」バージョンだった。この歌めちゃめちゃわかる!
一昔前まではネズミやスズメなんかの小動物。完全室内飼いの今では「ゴミ箱から拾い出したもの」とか「ちぎった書類」とか、とにかく人間を「ギャフン」といわせるものばかりなのだ。
物の損害ならまだしも、誤飲誤食は笑えない。おかげでうちでは、猫の立ち入る場所にはゴミ箱なし、コンセントにはキャップ、雑貨はすべて棚の中、スライドドアは鍵つきと厳戒態勢だ。(※個体差があります、たぶん)
ちなみに「CIAO ちゅ~る」は「いなば」から販売されている猫用おやつ。「ちゅ〜る、ちゅ〜る、チャオちゅ~る〜!」というやたら耳に残るテーマソングをご存じかもしれない。海外では猫のあまりの食いつきに「猫用コカイン(KittyCrack)」と呼ばれているんだとか!
トロトロのペースト状のフードで、縦に細長い独特のパッケージが特徴だ。普通のポチ袋にはもちろん入らないのだが……なんということでしょう、「ちゅ〜る袋」ならシンデレラフィット!
裏面にはポチ袋らしく「おなまえ欄」があって、プレゼントにできるよ。「猫友だちへの手土産にどうぞ!」だって。
残念ながら猫友だちはいないので、うちのお猫様にあげてみる。閣下「ちゅ〜る」でございます。
「ちゅ〜る」のこの細長い形状は、猫とスキンシップをはかりながら、手に持ってなめさせるのに都合よくできているのだけれど……
あまりの美味しさに猫がグレムリン化するので(※これも個体差があります、たぶん)
結局いつもお皿使用だ。
本書は短歌×エッセイ×イラスト集で、どれもとてもいい。猫好き「あるある」な、くすりと笑えるエピソードもいいのだけれど、看取りとか里親にもらわれていくとか、ちょっと切ない一幕もたくさん描かれている。猫と暮らしたことがあるなら、どういうシチュエーションかすぐにピンとくる歌ばかりなのだ。
イラストレーター・小泉さよさんによる描き下ろし色鉛筆画も優しくて素敵。発行は辰巳出版から、A5判・オールカラー112Pで税込1430円。使用後のポチ袋はヒモを通してしおりにできる。ふろくは初版限定なので、購入時によくご確認を!
参考リンク:valuepress、辰巳出版、FINDERS、いなばペットフード株式会社
Report:冨樫さや
Photo:RocketNews24.
2020年8月6日、親子丼と水樹奈々さんでお馴染みの「なか卯」が「いくら・Wあわび丼」の発売を開始した。なか卯ではこの4月から、いくら・まぐろ・うなぎなどの “豪快盛シリーズ” を展開しており、このたび高級食材のあわびが登場した、というワケだ。
ぶっちゃけ、私、P.K.サンジュンはこれまで「親子丼は好きだけどそっち系はスルー」の姿勢を貫いてきた。だがしかし「あわびを追加トッピングできる」と聞いてしまったら無視するワケにはいかないだろう。やるか……! 久々に男のロマン「1万円トッピング」の開催だ!!
自宅の近所になか卯がある私は、ちょいちょい同店に足を運んでいる。お目当ては「親子丼」と「すだちおろしうどん」が9割で、気が向いたら牛丼を食べている感じだ。中でも親子丼の安定感は抜群! 親子丼に関しては「自分で作るよりもウマい」と確信している。
そういう意味で私なりになか卯への信頼感はあるのだが、数年前から展開している「いくら丼」については「どうせ……」という気持ちを抱いていた。だってそうだろう、親子丼がどれだけ美味しいとしても生もののいくらは畑が違い過ぎる。端的に「またやってらあ」くらいの感想しか持ち合わせていなかった……のだが!
冒頭でもお伝えした通り「いくら・Wあわび丼」は、あわびの追加トッピングが可能だというではないか。あわび単品は500円。仮に味がイマイチだとしても、1万円分のあわびはとんでもない画力(えぢから)を持っているハズ。やるしかねえ……! 私は1万円札を握りしめ、なか卯へと足を運んだ。
今回はいくら丼に2つのあわびがのった「いくら・Wあわび丼」(1600円)を注文し、残り8400円分は全てあわびをトッピングすることに。あわびは1つ500円だから、16個のあわびをトッピングすれば合計9600円で「いくら丼+18個のあわびトッピング」が完成する計算だ。ところが……。
あわびを16個注文しようとしたところ、訪れたなか卯には8個の在庫しかないというではないか。なぬ……! さらにもう1つの店舗では在庫が6個しかなかったため、今回は「いくら・Wあわび丼」+ あわび6個、合計8個のあわびで妥協することにした。総額は4600円である。
「いくら・Wあわび丼」は5分も経たず到着した。意外と言っては失礼かもしれないが、小ぶりではあるものの、あわびはなかなか立派である。てっきり私は茹でか蒸しか、火を通したあわびを使用しているかと思っていたが、実際は生のあわびが使用されていた。在庫が少ないのも納得だ。
で、あとはあわび6個を「いくら・Wあわび丼」に盛り付けていくだけ。キラキラのいくらを覆い尽くすあわびたち。1つ1つは小ぶりだが、数の暴力で丼を埋め尽くしていく。やがて……
ドーーーーーーン!
ズドーーーーーーーーン!!
あわび4600円トッピングの完成である!
もはやいくらの姿は確認できず、パッと見は完全に “あわび丼” だ。なんと贅沢な丼だろう……! しかもここは漁師町でもなければ寿司屋でもない「なか卯」である。まさか なか卯でここまで大量のあわびとご対面するとは思ってもいなかった。サンキュー、なか卯。
とはいえ、大切なのは味である。実はこの段階でも「それでも……」とややネガティブな感情があったのだが、なかなかどうして、なか卯のあわびは悪くない。生のあわびだけあって風味は強く、思ったより身も柔らかだ。個人的には噛み切れないほど硬いあわびが好きなのだが、丼としての食べやすさを考えた場合、なか卯のあわびはアリである。
また、長年スルーしてきたいくらが、実はかなり美味しかったことも記述しておく。一言でいえばなか卯のいくらは、そんじょそこらの回転寿司とは一線を画す “イイいくら” であった。このクオリティなら いくら丼だけ食べに来てもイイと感じた次第だ。
想像以上の美味しさにスルスルッとノドを通過していった結果、10分足らずで4600円のあわびいくら丼を平らげた。あと10人前あわびが追加されていても、おそらく余裕でイケたハズ。それくらい美味しい丼であった。
予期せぬハプニングはあったものの、個人的にはかなり満足だったなか卯のあわびといくら丼。このクオリティで「いくら・Wあわび丼」が1600円ならば、決して高くないのではなかろうか? 私のように「なか卯でいくら丼(笑)」と思っている方にこそ1度ご賞味いただきたい。
参考リンク:なか卯
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
こちらもどうぞ → シリーズ『1万円分トッピングしてみたらこうなった』
先日、フラッと近所のセブンイレブンに寄ったら気になる商品が置いてあったんよ。博多一風堂と書かれたもの……と一口に言ってもいろいろあるばってんが、今回はなんとまぜそば! どうやらお店じゃ食べられん限定ものらしく、こりゃ買うしかなかろうもん!!
しかも、毎年リピーター続出の逸品(自称)となれば期待するなっちいうのが無理な話。ラーメン界の雄・一風堂とコンビニのトップランカーであるセブン、そして大手の日清食品のタッグで作られたっちいう まぜそば はどんなもんやろか。
買ってみたのは「セブンプレミアム 一風堂 とんこつまぜそば」という商品で値段は218円(税込235円)。最近、コンビニもそうなんやけど、ビニール袋がいるかいらんかのやりとりがめんどくさかよね〜あれって事前にどうにかならんもんかな?
というのはさておいて、とりあえず作っていこうかね。容器の中には液体だれと白丸&赤丸のふりかけが入っとる。よくある感じやけど、ふりかけっちいうのがシャレとんしゃあよね。あっ、オシャレって意味やけん。
さて食っていくばい……といいつつ、カップ麺らしく熱湯を入れ捨てしたらハイ完成。細めストレートの麺がなんともウマそうで、具にはキャベツ、きくらげ、豚肉などが使われとる。これに濃厚な豚骨だれをかければ……
こりゃスゴかぁ〜!!
黒香油の風味がぶわっと漂って、食欲をそそられずにはおれんばい。なかなかなか(ない)タイプで2種類のふりかけで味変もできるけん、痒いところに手が届く仕様やね。ここまで期待値MAX。んでね、まずは赤のふりかけをかけた方から食べたっちゃけど……
ピリッとしていてこりゃよかね。こってりした味を引き締めてくれるっちいうか、ワンランク上にまぜそばを押し上げることに成功しとる。……ばってんが! ばってんがくさい!! 正直なところ……
好みは分かれるかもしれんね。というのも、白のふりかけは絶妙にニンニクが顔を出してくるあたり、そしてこってり濃厚な味もあって食べ飽きる側面があるんよ。おじさん的にはちょっとくらいがよかかな〜と思ってしまった。
もちろん、若か人なら即完食。それどころか白米も一緒にいけるくらいやろうけど、このまぜそばにはパンチ力があることを知っとくといいやろうね。ホントお腹空いたときに食べるようにするとか。
ともあれ、普通のまぜそばとは違って一風堂らしさというか、こだわりみたいなもんを感じることができた。お店では食べられないだけに、気になる人は一度くらい味わってみるのもいいかもしれんよ〜!!
参考リンク:7プレミアム 一風堂 とんこつまぜそば
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
あなたは少し前に話題になった「本能寺の変 お知らせハガキ」を覚えておいでだろうか。歴史パロディ画像の制作で知られるスエヒロ氏考案、役所の通知ハガキそっくりの外観に、謀反(むほん)の予定日時や免責事項などが書かれたジョークグッズだ。
明智光秀ゆかりの京都府福知山市がイベントの景品として発表したところ約3万人の応募があり、倍率240倍という幻のハガキになった。それが「ふるさと納税」の返礼品として復活。誰でも受け取ることができるようになったぞ。下剋上したい人は必見だ!
体裁は役所の通知そのもの、両面印刷の圧着ハガキになっている。ものものしく「重要」とか「必ずご開封の上」とか書いてある。
宛先は福知山城の明智秀満。光秀の娘と結婚して明智姓になった腹心で、謀反の計画を光秀から最初に相談された人物だという。
発出は天正10年6月1日……って「本能寺の変」の前日!? ま、まだ心の準備が……!
裏面はご丁寧に透過防止の地紋が入っている。たしかに万が一にも内容がもれたら大変なことに……
通知ハガキって「○○払え」とか「早く手続きしろ」とか、とにかく嫌な予感しかしないよね。見るだけで拒否反応が起きそうな外観だ。ただ、この手の通知は見ないふりをしていると、後からもっと困ったことになるからすぐ開封した方がいいぞ。黙殺が1番よくない……
って「開封されますと謀反に同意したと見なされますのでご注意ください」だと!! 目立たない場所にさりげなく書いてある! ワンクリック詐欺か!?
周囲に誰もいないことを確認して、そっとはがしてみよう。雨に濡れているときは乾かしてからはがすんだぞ。ただし今回は大切に封筒に入っていたので安心だ。
ああ「対象の方すべてにお送りしています(=あなただけ狙い撃ちじゃないよ)」というクレーム防止の一文ね。
集合場所は桂川かぁ。終了時間は未定……残業あり?
それでいて自分で準備が必要なものは武器、防具、わらじ……って被服手当なしか。旗だけは当日配布されるようだ。ブラック労働の気配がプンプンする……。
免責事項がめちゃくちゃある。合戦、負傷、死亡はノークレームで。「長期政権を保証するものではございません」……知ってる。
どんどん気が重くなってきたけれど、最後に印字された「謀反内容」に誤りがないか確認。
ご配置……ええっ、先陣!? 聞いてないよ! 内容に誤りがあった場合の連絡先も書いてない! わざとか!
……とめちゃめちゃユニークで楽しいハガキの裏面は、明智光秀や福知山市の真面目な紹介になっている。
主君を裏切った上に「三日天下」などと揶揄(やゆ)され、あまりいいイメージのない明智光秀だが、地元では「善政をしいた良君、理知に富んだ人物」として知られているのだそう。
文化人でもあり、地元には神として祀った神社があるなど慕われているんだって。歴史はいつも語る人によって切り取られるから、きっとそういう側面も事実だと思う。地元で大切にされているというのはほっこりする。
福知山ではかつて、市民による「瓦1枚運動」で福知山城天守閣を再建した歴史があるという。廃藩置県で廃城になり、石垣だけになってしまった福知山城をよみがえらせようと、瓦1枚=3000円からの寄付活動を開始。最終的に5億円以上が集まって見事に天守閣を再建したそうだ。
その史実にちなんで今回の「ふるさと納税」も3000円から。目標を定めて寄付を募る「クラウドファンディング型ふるさと納税」になっている。開始から数日で次々とゴールを達成し、ファイナルゴールは「11,132,110円(いいひと! みつひで)超え」だとか。なお、目標金額を超えても募集は継続するとのこと。受付期間は8月31日まで。
寄付すると「明智光秀 × 福知山サポーター」になり、ハガキに加えて「福知山城天守閣」と「福知山光秀ミュージアム」の無料入場券をプレゼント。それぞれの方が「大丈夫」と思えるときに、福知山へぜひお越しいただければ、とのこと。観光パンフレットもたくさん同封されていた。
「ふるさと納税」は返礼品の競争過熱など、マイナス面を指摘されることも多いが、遠く離れた土地と「縁ができる」という側面もある。
動機は「返礼品めあて」であっても、その後も定期的に広報誌を送ってくれる自治体があったり、テレビなどでふとその地名を聞くと「ああ!」と身近に感じる。筆者もすっかり福知山のファンになってしまった。ハガキを手に、いつか絶対に行こう、そう思っている。
野生動物の撮影には、忍耐強く野外で寝泊まりして待ち構えるほかに、カメラを放置してモーションセンサーで自動撮影することが可能です。
野外にカメラを設置して野生の動物の撮影を試みた人が、写真を確認して度胆を抜かれたそうです。
なぜなら撮れていた写真が……。
続きを読むスイカに塩をかけるとウマイ。言わずと知れた古来よりの知恵である。そこで私(中澤)は思った。普通の塩でウマイということは、クレイジーソルトをかけたらもっとウマくなるのではないだろうか……と!
どんな料理もひと振りでたちまちシェフの味にしてしまう魔法の塩・クレイジーソルト。スイカもきっとシェフの味になるに違いない!! ひゃっほー! クレイジースイカだぜェェェエエエ!!
というわけで、スイカにご登場いただいた。赤く熟れた瑞々しい果肉はまさに今が旬。食べる前からもう美味しい。夏と言えばやっぱりこれだね。
サクサクいこう。クレイジーソルトパラパラー!
ふわっと漂うハーブの香り。
もし、牛肉だったらこれだけでもう激ウマである。それがクレイジーソルトの魔力。一般人をシェフにする魔法のステッキさ! さっそく食べてみようシャクシャク~!
なるほど……
悪くない。
スイカの甘みはちゃんと際立っている。さらに、ひと口ごとに口の中に立ち込めるハーブの香りがシェフの味と言えばシェフの味である。さすがクレイジーソルトだ!
しかし、これが普通の塩よりウマイかどうかは食べ比べてみないと分からない。何せ、私は今年スイカを食べるのが初めてであるからして、塩スイカの味がぼんやりしてしまっているのだ。というわけで、スイカに塩をかけて食べ比べてみることにした。パラパラーからの……
シャク……
ウンマァァァアアアァァァアアアアッ!
めちゃんこウメェェェエエエ!! 若干邪魔くさかったハーブの香りがなくなって塩分だけが的確にスイカの甘みを際立たせている! 塩スイカってこんなにウマかったっけ!?
今まで食べたスイカの中で一番ウマかった。むしろ、なぜこんなにウマイのか? スイカ自体は同じものなのに。論理的に考えると答えは1つしかないだろう。スイカに塩がウマイのと同じ現象がもう少し大きい規模で起こったのである。
当初私はクレイジースイカの味は悪くないと思った。だが、おそらくクレイジースイカは塩スイカよりも劣るものだったのだ。そして、クレイジースイカを食べた時点でスイカのハードルがグンと下がったのだろう。
その状態で、普通にウマイ塩スイカを食べたものだから、コントラストでよりウマく感じたのだ。塩みと甘みのコントラスト+まずさとウマさのコントラスト……その2重のコントラストがスイカをこれまでで1番ウマく感じさせたのである。
この研究結果を鑑みると、自ずとスイカが1番ウマくなる食べ方が見えてくる。すなわち、クレイジースイカを食べた直後に塩スイカを食べるのが最強の食べ方だ!
とは言え、スイカをひと切れ犠牲にすることになるのでお母さんに怒られるかもしれない。子供は危険を伴うこの食べ方、どうしても試してみたい方は自分の行動に責任が持てる大人になってから試してみよう。つまり、自己責任でお願いします。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.