もし今日が悲しい日だったとしても、花びらの帽子をかぶったアヒルのひな鳥を見たら……きっと吹っ飛ぶはず!
動画をご覧ください。
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ある日、フランス人、ドイツ人、イタリア人のスパイが捕まりました。
捕らわれた3人のうち、まずフランス人が別室に呼ばれました。
スパ! ルカだ。対ライオン成績1勝のマサイ族の戦士・ルカだ。きみは強くなりたいか? ライオンに勝てるくらい強くなりたいと申すのか? ウソではなくガチでライオンに勝ったことのあるオレのように強くなりたいと。
なれるぞ。
今からオレが言う3つのことを守れば絶対に強くなれる。というかオレは、今から教えることを実行して強くなり、果てはライオンに勝つまでになった。教えよう。マサイの戦士が実践する “強くなるための3箇条” を。まずは……
強くなるためには「食」が大切。とにかく肉だ。肉を食べろ。ライオンが食べるのは何だ? 肉だろ。だったらオマエも肉を食え。それも、レストランとかで食べるのではなく、できたら大自然の中で食べるのが良い。
すぐそこに大自然のない日本だったら……そうだな、キャンプでも良いさ。とにかく獣のように肉を食べろ。ライオンのように肉を食べろ。そう、とどのつまり「お前がライオンになれ」ということだ。
なお、どのくらい肉を食べれば良いのかというと、だいたい「牛10頭」くらいだ。もちろん1度に牛を10頭食べろというわけではない。強くなろうと意識してから牛を10頭くらい食べたころ、だいぶ強くなっていることだろう。
あと、ヤギの薬膳スープも忘れるな。秘薬「オルマメ」入りのヤギスープだ。ヤギの薬膳スープの重要性については、これまで何度もお伝えしてきたので、この記事の最後にリンクしておくよ。強くなるうえにケガも治る。そのうえ心まで強くなるのがマサイ伝統のヤギの薬膳スープなんだ。
強くなるためには練習も重要だ。オレもライオンに勝つために、vsライオンの戦い方をよく練習した。本当に戦わなきゃならない時のために、何度も何度も練習するんだ。練習は自信になる。そしたら不安も消える。弱気な自分もいなくなり、強い自分になれるのさ。練習はウソつかないよ。
──以上3つを実行すれば、オレたちマサイ族の戦士のように、君も百獣の王・ライオンに勝てるようになるかもしれない。おさらいすると「牛・ヤギ・練習」だ。あえて2つにするなら「食」と「練習」だ。意外とマトモな回答だったか? 勝利に近道はない。準備あるのみ。オレセリ!
半世紀以上も親しまれ続けているアポロチョコ。2020年1月に、その味をヨーグルトで再現した「アポロヨーグルト」が登場した。これが好評だったようで、9月28日から再販売され、にわかに話題となっている。
私(江川)も前回の登場時に食べてみたいと思っていたのだが、売っている店を見つけられず断念したものだ。今回こそ食べたいなぁ。いちごヨーグルトにチョコソースが入っているのかぁ。……ん? もしかして、その辺のいちごヨーグルトにその辺のチョコソースをブチ込んだらアポロになるんじゃないか? ようし、さっそくやってみよう!
味の判断としては、アポロチョコさえあれば良い。しかし、できれば本物のアポロヨーグルトも食べてみたくはある。前回は見つからず諦めたため、あまり期待せず近所のスーパーを探し回った結果……イオンにてアポロヨーグルトを発見できてしまった。探している人はイオンをチェックしてみると良いかもしれない。
140グラム(70グラム×2)入っていて、希望小売価格は税抜き210円のタイプだ。ちなみに税込み181円だった。本物が手に入った時点でDIYする意味は消失したが、すでに始動した計画は止まらない。もはや特に意味も無いまま、あわせていちごヨーグルトとチョコレートソースも購入。
選んだのは、アポロヨーグルトと同じ明治の「R-1 ストロベリー」と、ハーシーのチョコレートソース。
「R-1 ストロベリー」には果肉が入っているため、アポロヨーグルトとは若干いちご味が違う可能性もあるが、まあいちご味はいちご味だろう。ハーシーは日本のチョコレートとは微妙に違うフレーバーだが、アポロチョコのモチーフはアポロ11号の司令船。
本物のアポロ11号がアメリカ製なのだから、DIYにアメリカ製チョコを入れてもきっと何とかなるだろう。むしろ、ハーシーによってもたらされるアメリカの風が、DIYされるアポロヨーグルトを本物のアポロヨーグルト以上にアポロに近づける可能性もゼロとは言い切れない。
何を言っているのかわからないと思うが、私もなにを言っているのかわからないので安心してほしい。要は、こういうことをやるからには、正気ではいられないということだ。
DIYを始める前に、まずはせっかくゲットできたアポロヨーグルトを食べておこう。
アポロヨーグルトはその構造もアポロチョコを模しており
その見た目もどことなくアポロ
……かどうかわからないが、とりあえずイチゴのピンクとチョコの茶色で構成されている。食べてみると、確かにあのアポロチョコの味だ。ヨーグルト由来のわずかな酸味がチョコとは違う点か。まあ些細な差である。かなり高いクオリティでアポロチョコの味を再現していると思う。
目標とする味を確かめたところで、いよいよDIYしていこう。まずは「R-1 ストロベリー」をお皿に投入。アポロヨーグルトはそれなりに形状を保てていたが、こちらはドロドロだ。
そこにハーシーを投入。
まるで「混沌」とか「苦悩」といったタイトルがつけられていそうな前衛芸術じみた外見になった。しかし、いちごの果肉入りヨーグルトにチョコを入れただけ。実質ストロベリーチョコ。普通に考えれば美味しいはずだ。どれほどアポロに肉迫できたか、さっそく食べてみよう。
……
……
……
……
……
何か塩っぱいんだが?
単体ならハーシーのチョコレートは甘く、「R-1 ストロベリー」は甘酸っぱい。しかし、なぜかこの二つが合わさると妙に塩っぱさが漂う謎の味になるもよう。アポロチョコとは38万キロ以上の隔(へだ)たりを感じる。
何故なのだ? もしやハーシーのチョコレートがいけなかったのか? これは完全に失敗……いや待て。これはハーシーによってもたらされたアメリカの風によって、まさに想定していた通り「本物のアポロヨーグルト以上にアポロに近づいた」可能性があるのではなかろうか?
ただし、このDIYされたアポロヨーグルトが近づいたのは、メイドインジャパンなアポロチョコではなく、メイドインアメリカなアポロ……そう、アポロ11号の司令船そのものの味である。
年明けは毎年、日本最大規模のカスタムカーの祭典「東京オートサロン」に行くのが、私(佐藤)の恒例となっている。昨年までは、車のドレスアップパーツブランド「D.A.D(デーアーデー)」のブースに行くのが楽しみだった。
だが! 今年は信じられないことに出展していなかった……。しかも渋谷の109メンズ(現MAGNET by SHIBUYA109)にあった店舗は、2017年に閉店してしまい、この世でもっともラグジュアリーなブランドのデーアーデーが、随分遠くに行ってしまった気分だ。
ところが! 割と身近で商品発見!! なんとドン・キホーテでマスクを発見したのである。当然買うでしょ! そして着け心地をたしかめてみたゼ!!
デーアーデーは、ドレスアップパーツメーカー「ギャルソン」のブランドの1つだ。東京オートサロンではクリスタルベンツを毎年出展していることで知られている。それも今では見ることができなくなってしまった。なんでオートサロンに出なくなってしまったんだ……。
そんなデーアーデーは車用製品だけでなく、アパレル商品にも力を入れており、Tシャツやパンツ、セットアップなど、激渋アイテムがそろっている。ちなみに私はデーアーデーのセットアップで、2015年のアップルのラッキーバッグ行列に参加したこともある。まわりの行列参加者がビビりあがっていたことが記憶に残っている。
そんな車好きに愛されるラグジュアリーなブランドのアルファベット3文字を、まさかドンキで見つけるとは思わなかった。どうやらカー用品を扱うドン・キホーテの店舗では、デーアーデー製品を見ることも珍しくないようだ。
さて、マスクを見てみよう。購入したのは夏用のクールマスク3枚セット(税別998円)である。大人用のフリーサイズだ。プリントデザインは3種類あり、私が買ったのは、1番カッコイイ「クラウンロゴ」のモデルである。
マスクは個包装で密閉されており、見るからに清潔感がある。
素材はポリエステル93パーセント + ポリウレタン7パーセント。伸縮性が高くて、耳が痛くなりにくい構造だ。
着け心地は悪くない。だが、めちゃめちゃイイ訳でもない。その辺の雑貨店やドラッグストアで販売している「洗えるマスク」と、それほど変わらない印象だ。しかしこのマスクはそれらと違う。全然違う! 何が違うのか? それはデーアーデーのロゴが入っているんだ! それだけでも十分価値がある。デーアーデー愛好家の私にとっては、買うに値する商品だ。
見てくれ! このマスクをしただけで気合いが違う!!
あいにく、2015年に買ったセットアップのパンツは捨ててしまった。おまけに一緒に着けていたキャップも行方不明だ……。仕方がないので、今回は別のキャップで代用した。デーアーデーのマスクはドン・キホーテ、もしくはネット販売も行っているので、ラグジュアリーを求める人は、チェックしてみてくれよな!
約2週間前、暴落していたドコモとNTTの株価。歴1カ月に満たない初心者トレーダーである私(中澤)は、急転直下のチャートを見て思った。これは逆にチャンスではないか? と。
安い時に買っておけばいつかは上がるはず。今は明らかにその安い時! そこでNTT株を約24万円買った。あれから2週間が経った結果……
まず、なぜ私がドコモではなくNTT株を選んだかと言うとシンプルにお金の問題。NTT株より400円くらい高いドコモ株は暴落しているとは言え、私の運用資金では微妙に手が出なかったのである。
株は資産になると言っても、今回は賭けの要素が強いので、運用資金をプラスしていくのは怖い。チャートを見ると、NTT株とドコモ株は上下するタイミングが大体一致していたのでNTT株で良いかとなったわけだ。
で、そのNTT株を購入した直後のことについては以前の記事でお伝えした通り。あれから、上昇の気配はなくもはや放ったらかしにしていたのだが、2週間が経った9月28日夜、予想だにしなかったニュースが報道された。
毎日新聞によると、NTTがドコモ株のTOB(株式の公開買い付け)を検討しているという。これはざっくり言えば、現在一般株主が保有しているドコモ株をNTTが高めで買い取ってくれるということだ。
ちなみに、TOBが実現すればドコモはNTTの完全子会社になり上場廃止だという。ドコモ上場廃止ってもはや事件ではないか。しかし、TOBされる側のドコモは株価が上がるだろうが、TOBする側のNTTの株価って一体どうなるんだろうか?
ひょっとして、こちらも上がったりするのでは? トレーダーになってからTOBとか初めてだし、よくわからんが、会社は大きくなるわけだから、その可能性はゼロではない気がする。NTT株来るんじゃね? なんかテンション上がってきたァァァアアア! そんな翌朝──
下がんのかーーーーーーーい!!
またもや急転直下に落ちるチャートはもはや崖だ。わーい! 見晴らしイイネ♪ 言うとる場合か! 2187円ってまた3月より低くなってるではないか。
ちなみに、ドコモは高騰しすぎて速攻でストップ高。板で価格を確認してみたところ、前日の終値より400円以上上がった3213円の買い注文が5164万7600件入ってた。暴落前よりも株価が上がっている。
あの時ドコモを買っていれば……。
ちなみに、9月29日午後、NTTの澤田純社長と、NTTドコモの吉澤和弘社長がオンラインで会見を開きTOBでのドコモ完全子会社化について正式に発表を行った。どうやらマジでやるらしい。誰がこんなことが起こると予想できただろう?
現在の総資産は37万3928円で、評価損益額は-1万9328円。明日は何が起こるのだろうか? いやあ~乱世乱世。株の世界は乱世でござるな。
2020年9月28日から、はま寿司にて「レアステーキ」と名の付く4種の寿司の提供が始まった。こちら、レアステーキと言っても肉ではない。「中とろ」や「ホタテ」などの魚介類を炙り、ガーリックとペッパーのオイルを塗ったものだ。
公式HPのリリースを見るに、9月3日に初めて販売し、圧倒的人気から1週間で売り切れてしまったのだとか。完売後すぐに復活を望む声があったようで、1カ月もしないうちに再販決定。かくして電撃的に復活したレアステーキ系寿司だが、このような経緯を聞くとやはり食べてみたくなる。
レアステーキ系の寿司は「まぐろレアステーキ」、「ほたてレアステーキ」、「中とろレアステーキ」、そして「赤えびレアステーキ」の4種。まずは全て1皿ずつオーダー。
まぐろとほたては1皿に2個で、中とろと赤エビは1皿に1個。まぐろだけ1皿税抜き100円だが、他は税抜き150円だ。店内に貼られていたメニュー表によると、どうやらこれら4種のレアステーキ系寿司は「ステーキ握り」というらしい。
まずは「中とろレアステーキ」から行ってみよう。
表面はそれなりに炙られており、オイルでテカテカだ。というか、オイル系の寿司って珍しい気がする。また、BBQの炭みたいな独特の匂いを放っているのも面白い。まずは何もつけずにそのまま食べてみると、これがなかなかウマい。
表面のオイルはガーリックということだが、そこまでガーリックの匂いは感じなかった。一番強烈なのは圧倒的なスモーキー感。まるで薫製だ。このフレーバーは炙ったことによるものだろうか? なるほど美味い。……が、ここで一つ気になることが。
はま寿司には、デフォルトで「炙り中とろ」が全く同じ値段で存在するのだ。
「炙り中とろ」にオイルは塗られていないが、「中とろレアステーキ」のフレーバーはスモーキー感がメイン。オイルやガーリック感はそこまで強くない。それなら、やはり炙られてスモーキーなのであろう「炙り中とろ」とそんなに変わらないんじゃないか? そう思ったのだ。
ということで、「炙り中とろ」と「中とろレアステーキ」を1皿ずつオーダー。今回は両方に醤油をつけて食べてみることに。
すると、意外なことが発覚。「炙り中とろ」が全然スモーキーじゃねぇ! 「中とろレアステーキ」のスモーキー感を火山の噴煙に例えると、「炙り中とろ」は火が消えた直後のマッチレベル。どうやら全てはガーリックとペッパーのオイルからきているようだ。
どちらも美味いが、個人的には「中とろレアステーキ」の方が好み。また、オイルの効果はスモーキー感だけではなかったことも、オイル無しな「炙り中とろ」のおかげで判明。オイルによって、寿司全体のトロみが程よく増しているのだ。
「中とろレアステーキ」は、圧倒的な煙たさとガーリック&ペッパーのオイルによって、まるで全身を油でテッカテカにした全裸のマグロが口の中でBBQパーティをしてるがごとき。そういうアヤシゲでキケンなウマさを感じる。
なんとなく「ステーキ握り」がどのようなものか分かった気がする。きっとこのスモーキー感こそが最大の特徴に違いない。次は「まぐろレアステーキ」を試してみよう。
こちらは1皿に2個なので、片方はそのまま、もう片方は醤油をつけて食べてみることに。やはりスモーキー感は健在。しかし、こちらの方があっさりしている。きっと赤身には中とろほど脂が無いからだろう。中とろのオイリー感が少しクドいという方には、「まぐろレアステーキ」の方が好ましく感じられるのではなかろうか。
醤油との相性に関しては、「中とろレアステーキ」も「まぐろレアステーキ」も、どちらでもイケる。なんならポン酢なんかも合うだろう。つけるソースの種類によって味の印象がガラッと変わるぞ! もしかしたらさらにペッパーを振ってオリーブオイルなんかを垂らしてもウマいかも知れない。
続いて試すのは、「ほたてレアステーキ」と「赤えびレアステーキ」。
まず何もつけずに食べてもみたが、口の中で広がるBBQ感は健在なものの、素材自体の味の主張がマグロよりも強い。何もつけず食べても不味いわけではないが、やはり何らかのソース無しではイマイチ締まらない気がする。この二つに関しては、醤油なりポン酢なりをつけて食べる方がウマいと思う。
レアステーキ版もちゃんと美味いが、マグロよりも好みは分かれるのではなかろうか。普段通りにフレッシュなままのエビや貝の味を楽しみたい……と思う人の数は、マグロ系よりもいる気がする。やはりマグロは強い。
ということで、一瞬で売り切れてからの電撃復活となったレアステーキ系4種。確かにこのウマさは独特のもの。唯一無二な圧倒的スモーキー感に魅了される人が多いのも納得のクオリティだった。
個人的には特に「中とろレアステーキ」と「まぐろレアステーキ」の二つを強く推したい。そのまま食べたり、醤油で食べたり、ポン酢で食べたりと、食べ方によって見せる表情が大きく変わるため、自分なりのベストを追求するのも面白いだろう。
はま寿司によると、2020年10月7日まで期間限定で、520店舗にて導入予定(9月25日時点)となっている。しかし、売り切れ次第終了してしまうようなので、終了が早まる可能性はゼロではない。食べたい方は急いだほうがいいだろう。
趣味を仲間と共有するのは楽しいものですが、積極的にその属性であることを知られたくない、いわゆる「隠れファン」な趣味を持っているでしょうか。
「自分がファンであることを隠している趣味はありますか?」
この質問に対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。
我が家は決して、断じて不潔ではない。特に水回りは毎日丹念に掃除している……にも関わらず、なぜコバエは来るのだろう? 1匹だけならまだいいが、数匹が楽しげに飛び回っている日もある。自分が “汚部屋の住人” に思え、非常にみじめな気持ちだ。
退治したってまた別のが来るし、 “コバエ取りグッズ” も効いているんだかイマイチ分からない。あ〜ぁ、どこか遠い国に生えているという『食虫植物』が日本にもいればなァ……。
ところが、予想外にも『東急ハンズ』で食虫植物は売られていた。価格はたったの880円(税抜)。その名も『ハエトリソウ』とは私の望みにピッタリである。なんとなく食虫植物って、南国のアマゾンあたりでしか育たないような気がしていた。
調べてみるとハエトリソウ(別名ハエジゴク)は南国ではなく北アメリカ原産。いかにもレアっぽく思えるが、日本の気候でも全然育っちゃうお手軽植物だったようだ。アニメキャラクター等のモチーフになることも多いため、イメージが一人歩きしている部分があるのだろうか。
育て方は受け皿に水を張り、下から吸水させておくといいらしい。こまめに肥料を与える必要はなく、初心者も育てやすいという点は意外だ。見た目もすごくファンタジーである。
ところで本当にイメージ通り、パクッと口(のように見える葉)は閉じるのだろうか? 本来ならハエが飛んでくるのをジッと待ちたいところだが、試してみなくては気が済まないのが人情というもの。
ちょっと怖いが自分の指を差し込んでみるとしよう……ドキドキ…………
ハエトリソウ 「シュパッ!」
ウワーーーーーーッ!!!!!! 本当にパクッと閉じたァァァ!!! スゴォォォォイ!!!
想像以上のスピーディーな閉じっぷりに、思わず1人で大喜びしてしまった。ヤバイ、これは楽しい。そうなると当然残りの葉にも指を入れそうになるが、ハンズ店頭に「むやみに葉を閉じさせないで」という注意書きがあったのを思い出す。そこで「どれくらいの頻度なら葉を開閉させてよいか」をネットで調べてみたところ……
なんとハエトリソウの葉は、開閉を数回繰り返しただけで枯れてしまうこともあるのだという衝撃の記載が!
つまり彼は寿命が縮むくらいのパワーを使って、「パクッと口を閉じる動き」を行なっていたわけだ。なんか「魔封波」みたいだな……面白半分でやってる場合じゃなかったらしい。
しかも残念なような幸いなような、ハエトリソウは別にハエを捕食しなくたって全然生きてゆけるのである。本人に積極的に捕獲しようという様子は見られず、あくまでも「ハエが偶然イイ感じの位置に止まった場合」のみ、おやつ感覚で食べているっぽい。
そのためコバエ対策としてのハエトリソウの効果は、正直ちょっと微妙なところ。たまに口を閉じている葉を見つけることもあり、全く捕食していないわけではないのかもしれないが……体感としては部屋のコバエが減った様子はない。
しかしながら、ハエトリソウを育てて1週間もすれば、多くの人が「葉なんて閉じても閉じなくてもいい」という境地に至ることだろう。
なぜならハエトリソウを眺めていると、なんだかペットのようにドンドン情がわいてくるからだ。開いた葉のひとつひとつが、ツバメのヒナのようで非常に愛らしい。仕事に疲れて帰宅すると「おかえり!」と声が聞こえてきそうな気がする。
そして購入から2カ月が経過した現在、枯れてゆく葉がある反面、新しい葉が生えてくることも判明した。ペットが飼えなくて寂しい思いをしていたが、植物で心が満たされるってコトもあるんだなァ。コバエで悩んでいる人もそうでない人も、どうか一度ハエトリソウのいる暮らしを体験してみてほしい。
Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.