お父さんはまぶしいのでブラインドを閉じたいけど、猫は外を眺めたいので開けておきたい……。
そんなふたりの攻防をご覧ください。
続きを読むこれまでシリーズでお伝えしてきた『レトロゲーム売り上げランキング』だが、前回の “メガドライブ編” を最後に中断となっている。取材に協力してくれた秋葉原のゲームショップが新型コロナ感染拡大の影響で、休業を余儀なくされてしまったためだ。
しかし一時はシャッター街と化していた秋葉原にも、最近ようやく賑わいが戻り始めているのだとか。じゃあ、そろそろシリーズも再開していいよね? ちょっと急すぎる? 「何事もなかったように “セガサターン編” やってんじゃねぇぞ」とか言われたりして……?
イカンイカン。どうも自粛の後遺症で何事にも敏感になりすぎているようだ。ひとまず様子を見に秋葉原へ行ってみることによう。お世話になった『レトロげーむキャンプ』を訪れるのも3カ月ぶりである。
レトロゲーム売買ならお任せの『レトロげーむキャンプ』は秋葉原の一等地に2店舗を構えて……………ヒ、ヒィィィーーーーーーーッ!!!!!!!
1店舗なくなってるゥゥゥゥゥ!!!!!!!
マジか……マジなのか……たった3カ月でこんな…………ハッ! お店の人たちは無事だろうか!? た、たたた田中さ〜〜〜〜ん!!!
営業していた別店舗へ店の責任者・田中さんを訪ねると、幸いにもコロナ前と変わらぬ様子でソフトの査定などを行っていた。少し痩せたように見えるのは自粛中に体調を崩したためで、「ずっと座っていたのがよくなかった」と当人は冷静である。
姉妹店の閉店について聞けば「お客さんが減ったし、今は2店舗維持する必要もないかと思って……」という、あっけらかんとした答えだ。緊急事態宣言を受けて店を一時休業していたものの、現在は毎日消毒を行うなどの感染予防をしつつ営業を再開しているとのこと。
田中さん「休業中は基本的には自宅待機でした。ゲームしたり、映画見たり……生活がガラッと変わったせいか調子を崩したりもしまして、正直もうコリゴリです」
──秋葉原の街は今どんな感じですか?
田中さん「ちらほらとお店が閉店していまして、僕がいつも行っていたタピオカ屋もなくなっちゃいました。現在は生き残ったほぼ全ての店が営業していると思いますが、営業時間は短くなっている印象です」
──売り上げのほうは……
田中さん「緊急事態宣言が明けてしばらくは正直、ほぼお客さん来なかったです。 “なんで営業しているんだろう” みたいな気持ちになりつつやっていました。店を閉めようと外に出ると真っ暗の中、営業しているのはうちだけっていう状態。売り上げはもちろん、全然でしたよ」
6月に入ってようやく日本人の往来はある程度戻った。売り上げも徐々に増え、ここから追い上げ……と思いきや、「買い取り本数は減少傾向です」と田中さん。 えっ、そうなの!?
てっきり景気低下の影響でゲームを売る人が増加しているものと思っていたが、そう単純なものでもないようだ。買い取りが減っている理由はズバリ「買い取り価格を下げているから」。それはこの店だけでなく、業界全体の現状であるらしい。
田中さん「外国人がいないからです。売れないから買い取りを減らす。外国人から人気のソフトは今どこも下がり気味ですよ。販売のほうも今日もこのあと、価格変更をモリモリとやる予定です」
──つまり逆を言えば、欲しかった人からすると……
田中さん「狙いどきですね(笑)」
──いいですねぇ……! ちなみに、コロナ期に売り上げが伸びたゲームってあります?
田中さん「『ゲームキューブ』が最近よく売れます。これはステイホームが関係していると思いますね。ゲームキューブはみんなでプレイすることに特化したハードで、最初からコントローラーを挿す穴が4つありますから。やはり複数人で遊べるソフトが強いです。
ちなみにゲームキューブのコントローラーは今だに現役なんですよ。『大乱闘スマッシュブラザーズ』とか、ニンテンドースイッチ版でも “このコントローラーじゃなきゃダメだ” って言う人、けっこういるんです」
──このコントローラーをスイッチと繋げるんですか?
田中さん「そうです」
──なるほど……それじゃあ今回の『ステイホームランキング』には、ゲームキューブがガッツリ食い込んでるワケですね!?
田中さん「いや、それは今回ランクインしていないです」
──ズコーーー!
それでは! ここから『コロナ期にオススメのレトロゲーム』ベスト5を発表していくことにしよう。みんなステイホームで様々なタイプの悩みを抱えていることと思うが、きっとピッタリのソフトがあるはずだ。
5位:『桃太郎電鉄』シリーズ(スーパーファミコン等)
ご存知 “桃鉄” こと『桃太郎電鉄』はお店スタッフの猛プッシュによりランクイン。1人から4人まで一緒にプレイでき、難しいテクニックも不要だから家族で遊ぶのに最適だ。様々なハードから発売されているが「やはり王道はスーファミでしょう」とのこと。やはりと言うべきか、年末は特に売れるらしい。
4位:ダンスダンスレボリューション(プレイステーション)
今もゲームセンターで根強い人気を誇るDDRは、分かりやすく「運動不足解消」の需要だろう。発売当時かなり流行ったため流通が多く、専用マットも価格は1000円ほど。
3位:『ダークソウル』(プレイステーション3)
「レトロとは言えないんですが……」と断りを入れつつ、 “かなり長時間楽しめる” と田中さんが太鼓判を押すのがアクションRPGの『ダークソウル』。田中さんいわく「難易度がメチャクチャ高いんです。 “死んで覚える” って感じですね」
2位:『ファミリートレーナー』シリーズ(ファミコン)
えっ!? 何コレ!? この『ファミリートレーナー』シリーズ、なんとDDRと同様 “専用マット” を購入して遊ぶタイプのゲームなのだ! ファミコン時代にこのテのゲームがあったなんて全く知らなかった……! ソフトは全10種類発売されたらしい。
田中さん「飛んだり跳ねたりするゲームです。30年以上前のものなので、マットの反応の悪さがね……味がありますよ(笑)。それが別の意味で運動になるというか。発売当時はそれなりに売れたと思います。僕のまわりでは持っている子、結構いました」
1位:『風来のシレン』シリーズ(スーパーファミコン等)
田中さん「『不思議のダンジョンシリーズ』です。スーファミ、ニンテンドー64、PSPなど様々なハードから出ています。とりあえず一番簡素な初代をやってほしいですね。このシリーズをプレイしたことがある人には物足りないかもしれないんですが、初めてならなかなか楽しめると思いますよ。
このシリーズのキャッチフレーズが『1000回遊べるRPG』。入るたびにダンジョンの内容が変化して、レベルも1からスタートするんです。1つのソフトを長く楽しみたい人にはイチオシですね」
──へー! なんだか『トルネコの大冒険』と似ていますね!
田中さん「そうです。あれも同じ『不思議のダンジョンシリーズ』ですよ」
──あっ、あのスタイルをそう呼ぶんですね……無知ですみません……!
本来なら1位の『風来のシレン』を選ぶべきところ、気づけば専用マットとともに『ファミリートレーナー』を購入している自分がいた。だってメチャクチャ興味があるんだもん……! ソフトは最もメジャーだという『アスレチックワールド』をチョイスだ。
専用マットはこの日の価格で2980円(税抜)。表裏でA面とB面に分かれており、30年以上前のものとは絶対に気づかぬオシャレなデザインである。
電源を入れるとトップ画面に「マットA」の表示が! とりあえず一番簡単そうな “トレーニング” をやってみることにしよう。
スタート位置で足踏みすると……
キャラクターが走り出すしくみだ! スゴイ! スゴすぎる! もう『リングフィットアドベンチャー』いらないかも!?
障害物の前ではタイミングを合わせて……
前方へジャンプ!
走って……
ジャンプ失敗!
おのれ…………!
サンジュン「懐かしいな〜ウチに昔あったよ」
当サイトのサンジュン記者はファミコンブーム直撃世代。「子供のころ流行った」との証言が得られたため、やはりこのシリーズがかつて一世を風靡したのは間違いないのだろう。いやはやカルチャーショックだ。
その後ステージが進むと「横飛び」など様々な動きのバリエーションが追加され、指示は一切表示されないため強烈な難易度となってくる。
1ステージ終わる頃には汗ビチャビチャ、心臓はドッキドキだ。なお画面下を移動するカメが先にゴールしてしまえばゲームオーバーというルール。クリアできるかどうかはさておき、コロナ太り解消にこれ以上最適なコンテンツはないかもしれない……。
・今回ご紹介した店舗の詳細データ
店名 レトロげーむキャンプ秋葉原店
住所 東京都千代田区外神田3-14-7 新末広ビルC
時間 11:00〜20:00
定休日 無休
Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
回転寿司は、日本のユニークな食文化として外国人に人気があります。
森川パパさんという男性が、5歳の息子さんのためにプラレールの回転寿司をやってみたという動画が、海外掲示板で評判を呼んでいました。
続きを読むこんにちは。売れないバンドマンの中澤星児です。もう15年くらいライブハウスでバンド活動をしてますが全然売れません。もちろん、印税なんて受け取ったことがありません。
レーベルや出版社のお世話になってこれまで色んなバンドで4枚のアルバムをリリースしていますが、印税が振り込まれたことがないのです。僕が作詞作曲したオリジナル曲も収録されているので作詞作曲印税は発生しているんですが、なんでだろ? 実はこれにはカラクリがありまして……
まず、印税というのは売上金ではありません。例えば、CDが売れたら、売り上げにプラスしてもらえる権利収益です。CD売上とかYouTube広告料、チケット売上とは別にプラスでもらえるのです。ここ重要。
話を戻すと、出版社が絡んでCDをリリースした場合、印税は出版社を経由して支払われます。しかし、その印税が振り込まれるのは、出版社側で設定されている金額を越えた時。例えば、そのラインが5000円の場合、印税5000円未満は次期に繰越され、ラインを越えて初めて支払われるというシステムなんですね。
で、CDの売り上げであれば数枚なんですけど、この5000円はあくまで著作権印税の支払額の合計。つまり、CD価格の数パーセントしかない。これがインディーズレベルだと意外と越えなかったりもする金額になってくるわけです。
作詞作曲印税が発生してようが、ハードルを越えなければずっとゼロ円。と言っても、音楽で生活しようと思ったら、当然これは越えないといけないレベルの低いハードルだし、このハードルに関して僕は出版社をディスりたいわけではありません。ただ、そういうものがあるよというだけの話。
さて、僕がことほどさように「売れない」と繰り返すのは、このハードルに幾度となく現実を思い知らされているからです。厳密には、デビューしたアルバムは越えてましたけど僕の曲は収録されていませんでした。
一応、3カ月に1回くらい明細が送られてくるのですが、支払額0円の表示って結構ヘコみますよ。忘れた頃に殴られてるみたいな感じ。しかし、2020年6月12日、初めて作詞作曲印税が振り込まれたんですね。印税って都市伝説ちゃうかったんや。
振り込まれた金額は……
20円!
やッッッッッす!! っていうか、その前にハードルどこいった!?
原因はこうです。今回振り込まれた印税は、ロケットニュース24で配信した『ロケットマン』という曲のものなんですが、この曲は、出版社を経由せずJASRACと直接契約しているんですね。以前、JASRACに潜入した際、準会員になるためのスケープゴートとしての登録だったんですが……
JASRACとミュージシャンの直接契約だと前述のハードルがありません。というのも、ハードルを作っている出版社が入らないから。つまり、印税支払いが1円だったとしても振り込まれるわけです。
利用詳細が「インタラクティブ送信・複製」なので、おそらく、Spotifyとかの再生に応じたものかなあと思いますが、これはもちろん、再生の収益にプラスで受け取ることができます。
ちなみに、作詞作曲の著作権料はYoutubeの再生数でも発生するので、『ロケットマン』は自由に音源をYouTube動画のBGMに使っていただいて構いません。これについてJASRACが絡んでくることもないです。ソースはこちら。
最後に、初めて作詞作曲印税を受け取った感想として、僕ごときでは20円とごくわずかですけど、それでも0円よりは100倍嬉しい。音楽がお金になったという実感はそれほどに大きいものです。
若いミュージシャンならモチベーションにもつながるだろうし、正直これからのミュージシャンはより厳しいとも思うので、生き残りの参考になればこれ幸い。ではでは! お互い頑張ってサヴァイヴしましょう!!
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
日本の夏は湿度が高く蒸し暑いのが特徴ですが、暑くても湿気の低いカラッとした地域や、夏でも涼しい地域もあります。
「今年のイギリスの夏はこんな感じだ」
と紹介された画像が、海外サイトで人気を呼んでいました。
みなさん覚えているだろうか。今年の3月、政府が「スポーツジムやビュッフェなどに集まるのは避けて」と注意喚起したことを。あれから約4カ月。ご存知の通り、その間いろいろあった。緊急事態宣言が出た。東京アラートが出た。そして最近また都内の新規感染者が増えてきた。
飲食店はどこも大変かと思うが、政府から「避けて」と言われたお店は特に大変なのではないか? というか、そもそも今どうなっているのだろう? 気になったので、ビュッフェ飲食店の1つ「グランイート銀座」に行ってみたら……ひとことでは言い尽くせないほど大変だったようだ。
実はこちら、以前に本サイトで取り上げたことがあるので、熱心な読者であれば覚えているかもしれない。味よし・ボリュームよし・価格よしの三拍子が揃った最強のサブスク弁当を展開していると、紹介したお店だ。
私はそのサブスクに申し込んでいたために、数週間前にお店の人から営業再開した旨の連絡を受けていた。だから、「自粛期間が終わって今は営業している」ということは知っていたのだが、お店がどんな状態なのかは分からない。
もしかしたら、経営悪化でビュッフェの内容が質素になっているかも。そんなケチなことを考えながら、店内に入ってみたところ……
以前とほぼ同じだった。細かい変更点はあるのかもしれないが、料理の種類や量は自粛前とほとんど変わらない。青々とした野菜も、見るからに食欲をそそる豚肉も、数カ月前に食べたものと同じだからどこか懐かしい。そんな中、大きく変わった点といえば……
トング類の山。
それも数カ所に。
そして、一部の座席に鎮座する人形。
──お察しの通り、新型コロナウイルス対策である。大量のトングはお客さんが出来るだけ同じものを使用しないためだろうし、座席の人形はソーシャルディスタンス対策に違いない。では、他にどんなことをやっているのだろう? そのあたりのことを、お店の人(実は社長)に聞いてみることにした。すると……
社長「入店の時に検温や手のアルコール消毒はされたでしょう? あとはご覧の通り、トングやらしゃもじを大量に用意して、他のお客さんと共用で使わないような対策をしています。ちなみに、トングだけで300本用意しています(笑)
ただ、スープのおたまのように、どうしても共用になってしまうものがありまして……。そういうものは、スタッフが15分に1回アルコール消毒をしています。他にも、座れる座席数を減らして密にならないようにしています」
──300本というトングの量に狂気を感じてしまうが、それほど感染対策に力を入れているということなのだろう。
それにしても、営業再開にこぎつけるまでの間に一体何があったのだろうか? 自粛していたにせよ、少なくとも家賃(テナント料)は発生する。銀座という土地柄を考えると、その負担だけでもハンパではないと思われるが……やり繰りはどうしていたのだろう?
それらについても聞いてみたところ、社長は4カ月の間に起きたことを詳しく教えてくれた。お話によると、店に影響が出始めた3月上旬。きっかけは、冒頭でも触れたアレだった。
社長「3月の1日でしたかね。確か日曜日だったかと思うのですが、安倍首相が『今はスポーツジムやビュッフェなどに集まるのを避けて』といった内容のことを発言されたでしょう? それが報道された直後から、入っていた予約が全部キャンセルになりまして……」
私「いきなりですか?」
社長「ええ。翌日の月曜日の分もいくつかキャンセルになりまして、火曜日以降の予約は全部キャンセルです。え〜っていう感じでしたね(笑)」
私「うわ……」
社長「そういう状態だったのですぐに営業自粛に入ったのですが、当初は「1カ月くらいすれば収束に向かうのではないか」と思っておりました。なので、4月1日からの営業再開を予定していたのですが……」
私「えぇ」
社長「4月になって、とてもじゃないが再開できるような状態じゃないと。それで、実は私どもは農家さんから直接野菜を仕入れているのですが、「まさかここまで発注を止めることになるとは思わなかった」という話を農家さんとしまして……」
私「仕入れ元まで影響があると頭では分かっていても、実際にお聞きすると壮絶な印象を受けます」
社長「5月の1日から、従業員と一緒に野菜のドライブスルー販売をしていました。言ってみれば、受け取りだけドライブスルー方式の八百屋さんですね。野菜を売ることで我々も売り上げの足しになるし、農家さんにとっても少しはプラスになりますし」
私「たしかに!」
社長「売るだけじゃなく、野菜を作ったりもしていましたよ。この店の店長が一生懸命キャベツの苗を植えてくれました(笑) あとやったことと言えば、やはりお店の家賃の交渉ですね」
私「実際に社長が交渉されたわけですよね?」
社長「もちろんです。交渉、交渉、交渉で、結局今年の4〜6月分の家賃は、支払いをしばらく待ってもらっている状態です」
私「そうだったのですね……。もし差し支えなければ、そんな時に従業員の方の給料はどうだったのか教えていただいてもいいでしょうか?」
社長「3月は同じ。4月・5月はちょっと減らさせてもらい、6月から戻しました。そういう協力もしてくれて、従業員に感謝しています。
ちなみにですが、最近になって政府が雇用調整助成金の上限をあげてくれたのですが、もともとは低かったので、会社が補填(ほてん)しないと従業員の給料が保てなかったのです。そういう意味で、会社も辛かったけど従業員も我慢してくれたといったところですかね」
私「なるほど……。ところで、営業を再開されてからお店の売り上げの方はどうなのでしょうか?」
社長「6月5日に営業を再開したのですが、今月(6月)は前年同月比の3割くらいです」
私「6月になって全体的に人出が戻りつつある印象があったのですが、やはりまだ厳しいのですね」
社長「銀座は大人の街ですから。焦りがない人が多いからか、みなさん慎重に動かれているようで、結果として我々が辛いと(笑)」
私「(笑)」
社長「まぁそれでも、誰1人辞めず、同じメンバーでお店を再開できたので、とにかく従業員に感謝しています。畑仕事をしてくれたり、八百屋をやるかといったら八百屋をやってくれるし、柔軟に対応してくれました。よく付いてきてくれたなと。これでお客さんが戻ってくれば、最高ですね」
——以上である。
なお、グランイート銀座ではランチの50分食べ放題が税込1925円(平日限定)となり、ランチの90分プランは平日なら税込2475円で、土日祝は税込2970円となっている。また、お弁当(1回税込980円)のほか、サブスク(1月税込4980円)も実施しているとのこと。
最後に、お店の料理に関する個人的な印象を述べさせてもらうと、大体なんでも美味いが、店のウリである野菜は特に美味い。野菜より圧倒的に肉が好きな私でもそう思うくらいなので、もともと野菜が好きな人ならハマる可能性は高いかと思う。マジでオススメだ。
店名 グランイート銀座
住所 東京都中央区銀座西2-2 銀座INZ2 2F
時間 11:00~15:30(最終入店14:30)、18:00〜22:00(最終入店20:30)
休日 日曜日
参考リンク:Instagram @graneat.ginza、毎日新聞、厚生労働省(PDF)
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
魚の美味しい食べ方を知っているのは誰なのだろうか? 漁師さん? 料理人? それとも魚市場の人? おそらく誰もがそれぞれ美味しい魚の食べ方を知っていると思うが、暇さえあれば釣りに出かける「釣り師」もまた、美味しい魚の食べ方を知っているハズだ。
今回ご紹介する『まぐろの生ハム』のレシピは、私、P.K.サンジュンの25年来の先輩であると同時に、人生の半分くらい(?)を釣りに捧げているゴリゴリの釣り師から教わったものである。少々値は張るが感動するほどウマいので、ぜひともお試しいただきたい。
今からおよそ20数年前、当時高校生だった私に「俺は魚と話ができる」と真顔で話していたA先輩。年齢は私より10ほど上で、現在ではかなり高い社会的地位にいる真性の釣り師である。人柄も良く私自身とても尊敬もしているが、釣りに関しては「狂っている」としか言いようがない。
休日はもちろんのこと、当時は平日の早朝からあたり前のようにバス釣りに出かけていたA先輩。社会的地位を手に入れた現在では、まぐろまで釣りに出かけてしまうド級の釣り師である。そのA先輩がSNSに投稿していたのが『まぐろの生ハム』だ。
言うまでもなく、ほとんどの生ハムは豚肉で出来ている。まぐろの生ハムとはいったい──? レシピを聞いたところメチャメチャ簡単だったので、以下でご紹介しよう。
【材料】
まぐろの切り身: 適量(今回は赤身を使用)
クレイジーソルト: 適量
ピチットシート: 1枚
【作り方】
1: キッチンペーパーなどでまぐろの水分を取り、クレイジーソルトをたっぷりまぶす。
2: ピチットシートで包む。
3: 冷蔵庫で2日間寝かせる。
──以上である。おそらく多くの人が聞き馴染みのない「ピチットシート」とは、別名 “干物シート” と呼ばれるキッチンアイテムだ。見た目はふわっとしたサランラップのような感じで、簡単に説明すると包んだ食材の水分を吸収してくれる吸水シートである。
先輩によれば「スーパーやドラッグストアで売っている」とのことであったが、私は近所で発見できず、結局Amazonで購入した。価格は15枚入りで1000円くらいだったので参考にして欲しい。
で、まぐろの生ハムのお味はと言うと、とにかくウマい! かなり多めにクレイジーソルトを振ったものの、塩分はさほど強くなく、ちょうどいい塩梅に仕上がっていた。何より感動的なのは食感で、ねっとり・むっちり・みっちりとした食感が最高ォォォオオオオ!! こんなに美味しいまぐろの食べ方があったとは……釣り師、流石である。
ちなみに、ピチットシートを1日目に張り替えると、より水分が抜けて何日かは日持ちもするようになるとのことだ。また、魚はまぐろじゃなくてもOKで、白身魚やキンメなどでも良いそう。ただし「カツオは血が多いから向かないかな~」とのことであった。
まぐろ自体も決して安いワケではなく、さらにピチットシートが必要なので「激安レシピ」でないことは確かである。……が、それを差し引いても超満足! 感動的なウマさなので、機会があればぜひお試しいただきたい。先輩、今度まぐろ釣ったらオイラにも分けてくだされ。
ワークマンが人気アニメ作品『新世紀エヴァンゲリオン』とコラボしたレインジャケットを販売していると、以前の記事でお伝えした。その記事でも書いたが、ワークマンはもはや ただの作業着屋ではない。ファッションブランドだ。
さて、そんなワークマンが機能性とファッション性を兼ね備えたクライミングパンツを発売していた。高いストレッチ性があり、軽量・耐久撥水・UVカットおまけに2ウェイ仕様でハーフパンツとしても使えてしまう。それで税込2900円! 高機能で低価格、こいつに一目惚れしてしまったよ、マジで!
正式な商品名は「ディアマジックダイレクト クライミングパンツ」だ。男女兼用でマットブラック・ミックスグレー・ミックスキャニオン・リバーグリーン・ハンティンググリーンの全5色。私(佐藤)が購入したのは、青に見えるけどリバーグリーン(Sサイズ)である。
先に気になる点をひとつ挙げておくと、背面のベルトループのところに黒地に赤文字で「Field Core」と記されている。ワークマンのブランド「フィールドコア」の商品は割と目立つ位置にブランドロゴを入れたものが多いのだが、個人的にはコレもっと小さい文字にするか、無くても良いと思うんだよね……。文字の主張がちょっと強い。
その背面、ブランドロゴのすぐ下にエアダクトメッシュがあり、通気性向上の工夫が施されている点もお伝えしておこう。
スリムながら多ポケットで、小物の収納スペースはたっぷり。ファスナー部分には引手金具により傷つけ防止。パンツ右側には、カラビナループと丸かんがある。作業着としても十分使えそうだ。
裾部分にはゴムベルトが縫い付けられており、脱ぎ穿きが楽チン。裾がまとわりつく心配がないので、スポーツウェアとしてもいけそうだ。
実際に穿いてみると、着圧が強くしっかりと脚にフィットしている。レギンスを穿いている感覚に近いかもしれない。細身のフォルムで脚が長く見えるかも。
伸縮具合をたしかめるために、これを穿いてストレッチをしてみた。う~ん、悪くない! さすがクライミングパンツ、フィット感はそのままにしっかり生地が伸びているのがわかる。
激しく動いても申し分のない伸び具合だ。膝上にあるファスナーの “当たり” がちょっと気になるが、実はこのファスナーがパンツの魅力を最大限に引き出してくれる。というのも……
ファスナーは左右の膝上についていて、これを開けると……
膝上から外れる!
お!?
おおお!!!!!!
テッテレー! ハーフパンツになりました!
出かける時に雨降りで肌寒いなら、長いままで着用。午後から晴れて暑くなったらハーフパンツ。そんな使い分けも可能だ。高機能で2900円、このクライミングパンツは優秀と言えるだろう。
参照元:ワークマンオンラインストア
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
私もメガネを常日頃からかけているんだけど、メガネ屋さんが使うプライヤーとか超音波洗浄機とかウォーマーが欲しい。プライヤーを使ってテンプルをいじる雰囲気とか職人って感じがしてカッコいいんだよね。
漫画:ザックKT-4