サルも木から落ちることがあるし、水たまりをすべることだってあるのです。
動画をご覧ください。
続きを読む例えば少しだけ開いたふすま。例えば風呂場の鏡に映る自分の背後。例えばどうしても気になるのに、のぞくことができないベッドの下の空間。ちょっと聞いただけで情景がありありと想像できて、ゾッとするようなシチュエーションがある。日本人が共有する「恐怖の共通言語」とでもいおうか。
得体の知れない怪物が襲ってくるといった直接的な脅威で人をパニックにするのがハリウッド映画だとすれば、「なにかが起きそうな不気味な予感」だけで怖がらせるのがジャパニーズホラーだ。しかもその舞台は、どこにでもある団地だったり学校だったり、日常の延長線上にある。
Netflixオリジナルドラマ『呪怨:呪いの家』が怖いと話題になっている。怪談の季節にジャパニーズホラーはいかがだろうか。同作にちなんで「家」にまつわる作品3選をご紹介したい。
ジャパニーズホラーの金字塔『呪怨』シリーズの最新作にして「前日譚」となるシリーズ。佐伯家が住んでいた「家」そのものの歴史に迫る。
この作品の特徴であり、恐怖の増幅装置として挙げられているのが、1980年代〜90年代に実際に起きた凶悪事件と物語がオーバーラップする点。「どこまでが実話で、どこからがフィクションなのか……?」と境界線がなくなるような感覚を抱く。
少し例を挙げるだけでも、名古屋妊婦切り裂き殺人事件、連続幼女誘拐殺人事件、東電OL殺人事件、女子高生コンクリート詰め殺人事件、神戸連続児童殺傷事件、地下鉄サリン事件と、明らかにモチーフになっていたり、あるいは不穏な時代背景をにおわせるニュースとして作中に現れる。
ドラマを見る前にこれらの犯罪史を知っておくと、より理解が深まるが……中には本当にいたたまれない気持ちになる事件もある。実在の事件を娯楽作品として消費することへの賛否は常にあるだろう。
よく知られた事実かもしれないが、『呪怨』シリーズはオリジナルビデオから始まっており、口コミの人気から劇場版が制作された。元祖ともいえる「ビデオ版」は、その映像技術のつたなさが酷評されることもある。しかし一方で、自主製作映画のような映像の荒さ、地味なカメラワーク、役者のあかぬけない演技などが「かえって恐怖をあおる」という高評価もまたある。筆者も同感だ。
『呪怨:呪いの家』では第1話が1988年から始まることから、あえて古くさい、ちょっと色あせたような映像で物語が進んでいく。それがまた不気味で、記憶の中の「昭和」や「平成」と一致してリアルである。
家に関わった人々の運命が、オムニバス形式で語られていくパターンは健在。ただ、1話およそ30分というかなりのハイペースで物語が進んでいくため、登場人物の相関を把握するのがちょっと大変かもしれない。筆者も1度では理解できなかった。
本当に怖いのは怨霊か、それとも人間か。シリーズのファンには今さらいうまでもないが、凄惨(せいさん)な描写もあるので苦手な方はご注意を。視聴にはNetflixの会員になる必要があるが、この夏ぜひご覧いただきたい。
小野不由美氏のホラー小説を映像化。小説家である「私」のもとに、読者の「久保さん」から手紙が送られてくるところから物語が始まる。久保さんが1人暮らしをしている部屋で奇妙なことが起こるというので、過去になにかあったのではないかと調査を始めるのだが……
前半は推理小説のように淡々と謎解きが進んでいく。自分の住んでいるところには、必ず前住人があり、その前にはさらに住人があり……という当たり前の事実が急に空恐ろしくなってくる作品。
古い日本家屋の怖さはもちろん、一見こぎれいなマンションであっても、あるいは新築でさえ「家」というものの怖さがよく出ている。また精神障害者の私宅監置や座敷牢、孤独死といった日本社会の闇も垣間みえる。
原作を読むと明らかだが、「私」が小野不由美氏自身であるかのように描写され、これも「どこからがフィクションか」がわからなくなる巧みな仕掛けがある。
「私」あるいは小野不由美氏が過去に書いていた「悪霊シリーズ」(講談社ティーンズハート)は、子ども向けでありながら現在のホラー作家としての片鱗(へんりん)を感じさせる名作揃いだ。
中でも、講談社ホワイトハートに移って少し作風を変えた「悪夢の棲む家」は、今回同様に「家」をテーマにした傑作。コミカライズもされている。『残穢』に関しても、ぜひ原作を読んでその魅力に触れていただきたい。
いつのまにか公開から18年も経ってしまい、もはや古典といってもいいかもしれない。『リング』や『呪怨』のようにシリーズ化されず完結しているために、過去の作品になってしまっている感があるが、今見ても良作だ。
黒木瞳さん主演。幼い娘と引っ越してきたマンションで怪奇現象に見舞われつつも、子どもを守ろうと必死になる少し情緒不安定な母親役を演じている。「気のせいだ」と思おうとしても無視できない怪異と、不利になっていく離婚調停という2つの出来事のあいだで、ギリギリのせめぎ合いを名演。
ホラー作品でありながら人間的なテーマがあり、母が子を思う心、そして子が母を求める心が作品の核だ。
もう1つ、この作品の秀逸なところはタイトルにもある水の表現である。「画面の湿度」という言葉で表現されることもあるが、一貫して作品全体に流れる空気の重さ、湿り気は他の作品の追随を許さない。終始じっとりと絡みつくような空気感で、カラッと乾燥する場面がほとんどないのだ。
古びた無機質なマンション、幼女行方不明事件、雨もり、エレベーターの防犯カメラ、空室から聞こえる子どもの足音……と不気味な要素には事欠かない。これらのキーワードに引っかかった方は1度ご鑑賞を。
上記3作品とも「家」や「転居」が怪異の元凶になっている。このようなシチュエーションが多いのは、ずばり視聴者が共感できるからだろう。誰しも同じような経験があるからなのだ。
ちなみに筆者は、住まいとして変な物件にあたったことはないがホテルならある。20代前半、母親と2人旅で札幌市のシティホテルに泊まったときのこと。到着は夜だったのでカーテンは閉まっていたが、窓が2面にある広い角部屋で、掃除も行き届いており一見すると気になるところはなかった。
しかし奇妙なことに、本来は入口付近にあるべき姿見が、部屋全体を映すようにベッド脇にある。ベッドに横になると自分が映るのでめちゃくちゃ気になる。旅行気分に水を差すので口には出さなかったものの、鏡をおおうように洋服を掛けてみたりと悪あがきもしてみた。が、実際には何事もなく一夜が過ぎた。
翌朝、カーテンを開けてみてびっくり。眼下に広がるのは墓地。そして鏡は墓地の方を向いているのだった……。
数週間後、なにげなく旅の思い出話をしていたときに、ふと母が「あのホテル、変だったねぇ」と言い出した。「楽しい旅行だからいわなかったけど、よっぽどフロントに頼んで部屋を替えてもらおうかと思った」という。
母も母で、具体的になにかを見聞きしたわけではないが、違和感を抱いていたらしい。2人とも信心深い方ではなく、大雑把な性格なのでそのまま一夜を過ごしたが、きっと敏感な人ならいろいろ体験するのだろう。
そういった「気になるホテル」にあたるのが嫌で、キャンピングカーを買うに至るのだが……それはまた別の話だ。
上記の3作品は、ホラー映像作品の中では文句なしの良作であるが、同時に「完璧ではない」とも感じている。肝心なところでハリウッド的な力技を発動してしまい惜しい部分もある。力技は、よほど突き抜けたものがなければ興ざめしてしまう。
突き抜けの好例といえば、『リング』1作目のラストシーン。「んなわけあるか!」と理性では思いながらも、その迫力とおぞましさは衝撃だった。
個人的な考えなのだが、ホラー映画に幽霊そのものは登場しなくていい。「○○の祟りです」という理由づけも必要ない。想像力だけで楽しめるのだ。私たちの回りには十分に「不気味なこと」があふれていて、ほんのちょっときっかけを与えてくれるだけで、共感することができるのだから……。
スパ! 日本もそうだと思うけど、ケニアのコロナ、まじヤバイ。新規感染者は、常に日本よりチョイ多いくらいだ。こりゃ元に戻るのは相当先だぞ。外国人がケニアに来れるようになるのも相当先だ。いつになることやら……。
そんななか、日本のゴー(羽鳥)が、こんなことを聞いてきた。「なあルカ、どの国のどんな料理が食べたい?」と。聞けばゴーは、イタリアに行って、本場のピザが食べたいそうな。行けるのは、いつになることやら……だが、考えるだけなら今でもできる。そうだな、オレは……
まず、アメリカに行きたい。そしてアメリカ料理が食べたい。具体的には、アメリカの牛肉の料理が食べてみたい。でも、アメリカと同じくらいに行きたいのは、日本だ。そして、日本で食べてみたいのは……
日本の野菜だ。
こうオレが答えると、ゴーは「えっ?」と聞き返してきた。何度も言わせるな。オレが日本で食べたいのは「日本の野菜」だ。オレは野菜が好きなんだ。そして、日本の野菜はメチャうまいと確信しているのだ。
なぜオレがこう考えるようになったのかというと、ずばり、ゴーがたまにFacebookに投稿する料理の写真(キッチンはとり)だ。どれもこれも美味そうなんだが、とりわけ野菜が美味そうでな。
特に強く印象に残っているのは「サラダ」の写真だ。ありゃ絶対に美味いに決まっている。日本には、こんな美味そうな野菜がたくさんあるんだろうなぁ……って思いながら「いいね」を押しているよ。
ちなみにオレが好きな野菜はキャベツだ。ゴーと一緒にキマナに行った時も、まずオレはキャベツを買った。そのくらいキャベツが好きだ。なにげに記事にもなっているから要チェキな。
きっと日本のキャベツも美味いんだろう。いつか行ってみたいよ、日本に。そして、日本のキャベツを食べてみたい。いいや、野菜全般を食べ尽くしたい。オレは本当に野菜が好きなんだ。オレセリ!
高い……高すぎる。出だしから唐突で申し訳ないが、腕時計のオーバーホール料金はなぜあんなにも高いのだろうか? 真面目な話、私、P.K.サンジュンはいま、オーバーホール破産の危機に瀕している。
果たして世の中のみなさんは、オーバーホールの料金に納得しているのだろうか? それとも私が知らないだけで、もっと安く済ます方法があるのだろうか? それともそれとも「そういうもの」と割り切っているのだろうか? 腕時計のオーバーホール……マジで高すぎる。
21世紀も20年が経過したこのご時世。時間を知るための道具としての腕時計の価値は、もはやゼロに近いのかもしれない。純粋に時間だけ知りたいならばスマホや携帯電話で事足りるし、なんならそちらの方が正確だからだ。
おそらく、現在の腕時計はファッションやステータスとしての価値、そして何より「人類が長らく腕時計をつけ続けた習慣」の上に成り立っているのだろう。固定観念を捨てて冷静に考えた場合「あってもいいけど、別に無くてもそこまで困らないモノ」これが2020年の腕時計の立ち位置ではなかろうか?
とか言いながら私はここ15年以上、それなりの愛着を持って腕時計をハメ続けている。私の腕時計は「Sinn(ジン)」というドイツのメーカー製で、なんと価格はおよそ30万円──。いつも全身ユニクロの私にとっては、ズバ抜けて高価なアイテムだ。
ただし、これは貰い物である。あれは確か17年ほど前のこと。私がスーツを着て仕事をするようになったタイミングで、経済的にも気持ち的にも太っ腹な友人が「そろそろサンちゃんも1つくらいいい時計してた方がいいよ」と言いつつ、自身のコレクションの中からSinnを気前良くプレゼントしてくれたのだ。
それまでは中学生や高校生の頃、せいぜいスウォッチやG-SHOCKを着ける程度だった私は純粋に嬉しかった。30万円という高級感にもドキドキしたが、武骨でシックなSinnのたたずまいに、着けるだけでちょっぴり大人になった気がしたからである。
以来、Sinnは相棒としていつも私の左腕に巻かれている。Sinnを貰い受けたその日から、私が他の腕時計に浮気したことはタダの1度きりもない。出会った時からずっとカッコいいぜ、Sinn。これからも俺と一緒にいような、Sinn。信頼してるぜ、相棒──。
……と言いたいところだが。
もしかしたらそう遠くない将来、私とSinnは別々の道を歩むかもしれない。そう、冒頭でもお伝えした通り、とにかくオーバーホールの料金が高いのだ。Sinnに愛着はあるものの、聞けば真顔にならざるを得ないほどSinnのオーバーホール代はマジで高い。
私の手元に来て以来、Sinnは2度のオーバーホールを受けている。1度目はSinnを貰い受けて2年ほど経ったときのこと。1日に30分近くも時間がずれるようになり、日本にあるSinnの代理店に相談したところ「オーバーホールの時期ですね」とあっさり言われたのだ。
当時はオーバーホールに関する知識が無かったため「10万円を見ておいてください」と言われた時は心底ビビった。また「ドイツの工場に送るので3カ月かかります」と言われダブルで目が飛び出した。
結局はセール割引きなどもあり金額は約6万円、期間も2カ月足らずで済んだが「オーバーホールはシャレにならない金額が飛んでいく」と、当時30歳手前だった私は初めて学習したのである。とはいえ、このときは「貰いものだし、自分が買ったと思って」料金を支払った。
月日は流れ、2回目のオーバーホールは2018年のこと。1回目のオーバーホールから10年以上が経過している。この時も1日に30分近く時間がずれるようになり、まずはヨドバシカメラに持ち込んだところ「オーバーホールですね。おそらく10万円以上はかかります」と宣告を受けた。
ヨドバシの店員さんの説明は実に明快で「開けてみないとわからないですけど」と前置きしつつ、Sinnなのでベースが何万円、クリーニングが何万円、時間がずれるということはおそらくAとBとCというパーツを取り寄せるのでこれで〇万円。合計で10万円以上です、というものである。
私はうなだれるしかなかった。Sinnに愛着はあるにせよ、10万円オーバーか……。だったらその10万円で新しい時計を買った方がいいのでは? いや、むしろ腕時計なんていらなくない? かけがえのない相棒とはいえ、一撃で飛んでいく額が鬼すぎる。
結局この時は、時計をくれた友人に紹介された貴金属屋にSinnを持ち込んだ。貴金属屋のオヤジさんからは「汚ねえな~。3~4年に1度はオーバーホールしなきゃ。まあ長くても5~6年に1度だな。よく10年以上頑張ったよ」とお叱りを受け、金額も7万円で交渉が成立した。
正直、7万円は痛かった──。が、この時もポジティブに「10年間で7万円、つまり1年あたり7000円」と、出来るだけ金額を小さく見せることで自分を説得。オーバーホールから戻ってきたピカピカのSinnを相棒に「俺とSinn、シーズン3」が始まった。
……のだが、最後のオーバーホールから約2年経ったつい先日のことである。Sinnが曇っているではないか。最初はガラスが汚れているだけかと思ったが、拭いても拭いてもガラスはボヤけたまま。どうやら内側に水が入り込み、中からガラスが曇っているようだ。
私は震えながら、2回目のオーバーホールを依頼した貴金属店にSinnを持ち込んだ。オヤジさんの判定は「あー、水が入っちゃってるな。オーバーホールだな、こりゃ」という非情なもの。顔馴染みになっていたことや、前回のオーバーホールから2年しか経っていないことを考慮して「4万円」という見積もりが出た。
4万か──。オヤジさんがボッタくっていないことはよくわかる。「おそらく部品の取り寄せは必要無い。ただ、水分を取るには全て分解する必要がある。それすなわちオーバーホール」という筋が通った理論である。ただ4万円は痛い……痛すぎるよ。
結局私はオーバーホールを依頼せず、Sinnを1度持ち帰った。ガラスは常に曇っているワケではなく、室内や涼しい場所だと曇りは収まる。気温の高い屋外だとうっすらとガラスが曇ってくる感じだ。
とりあえずは向こう数日で、自分で出来る限りの手は尽くす。ダメなら最後のつもりで4万円を支払うしかないだろう。オヤジさんからは「サビたらもっとかかるから早めに出した方がいいよ」と言われているので時間はあまりない。4万円、嗚呼4万円。オーバーホール、高すぎるって──。
以上の経験から、私が言えることはただ1つ「身の丈にあった腕時計をしよう」ということ。高額な腕時計には高額の維持費がかかる。お金持ちにとっては痛くもかゆくもない金額かもしれないが、小市民の私にとって4万円も7万円もかなりきつい。腕時計を買う前に「本当に必要か?」熟考するといいハズだ。
細かい作業が苦手な私に、時計を分解して組み立て直す技術は無い。そのことを思えば、職人さんにお支払いする料金としてオーバーホール代は適切なのだろう。問題はウン万円という金額が現実として飛んでいくことである。Sinnに愛着はある……が、これからどうすべきなのか? 非常に迷っている。
なんか久々にワクワクするものがダイソーに売っていた。その名も『電子レンジ チップスメーカー』。なんでも「電子レンジで簡単チップス!」らしい。どれだけ簡単なのかというと「スライスして ならべて チン! するだけ!」とのこと。しかも値段は100円ときた!
イイじゃない〜。100円でワクワクしたいんだよ、100円で。200円とかじゃダメ。100円で夢を見たいんだ。もちろん買った。即買いだ!
あわせて買っておいたのは、マルチスライサー(100円)と、スーパーでジャガイモ。
とにかく「スライスして ならべて チン! するだけ!」なので、スライサーは持っておきたい。なにせ……
めっちゃカンタンにスライスできる! これは本当に買って良かった。チップスメーカーの横に置いておいた方が良いくらいに必須のアイテムと言えよう。
んで、スライスしたイモを……
キッチンペーパーとかで水を切って〜
きちんと重量を計りまして〜
本体の溝に……
並べまして〜
──と、なんの疑いもなく本体の「凹」にイモを並べていた私だったが、もしかしたら使い方が逆だったかも……と、記事を書きながら気がついた。しかしながら、
説明書のイラストを見ても、どっちが正解なのかよくわからん……というのも正直なところ。ともかく、このまま話を進めたい。はたして、無事に完成するのだろうか!?
……てな感じで……
指定の時間を……
チンするだけ!
んで、どうなってるのかというと……
パリッパリじゃん!
めちゃウマじゃん!!
ホントのホントに、これポテチじゃん! しかも意識高い系の、“本当にジャガイモの味がします” 系のポテチじゃん!! めちゃんこ美味いうえに、ノンオイルじゃんこれ!! 超絶ヘルシーなポテチじゃんこれ〜っ!
てな感じで、楽しいうえに、めちゃんこ美味い。とても100円グッズで作ったとは思えないくらいに、極上すぎる味がした。いいよコレ。とてもイイ!
なんだか思い出した気がする。「こういう体験をしたいんだ、100円で」的な、そんな初々しい気持ちが蘇(よみがえ)ってきた。100円で夢が見たいんだ。100円の可能性を見てみたいんだ。100円で “100円以上の体験” を買いたいんだ。今回の商品は100円だけど、このポテチは500円以上の価値がある。
Report:100均評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24
どうやら今年は「レモネードブーム」らしい。近年のレモンサワーブームに後押しされる形で、コーヒーチェーンがレモネード商品を投入している。スターバックスもそのひとつで、すでにお伝えしたように「コールドブリューコーヒーフローズンレモネード」はコーヒー抜きでオーダーしても絶品だった。
では、他のチェーンのレモネード系ドリンクはどうなのだろう? 折しも2020年7月16日よりドトールコーヒーがレモネード商品を販売開始したので、「コーヒー抜きで下さい」とお願いしてみたぞ!
ドトールコーヒーが販売開始したレモネード商品は、コーヒーレモネードソーダとティーレモネードソーダ。どちらもMサイズのみで、店内飲食だと税込340円だ(テイクアウトは税込334円)。さて、実際にカウンターで注文してみよう。
「コーヒーレモネードソーダをコーヒー抜きでください!」というと、お店の人は一瞬「え?」というような顔をしたのちに、「コーヒー抜きでもお値段一緒ですけど」という。すかさず私(佐藤)は「それでお願いします」と答えた。そうして出てきたのがコレ。
レモネードだ。
褐色のコーヒー不在の飲み物は、清々しいほどにレモネードである。全体の8割程度が泡を帯びた透明の液体で、カップの下には黄色の液体が沈殿している。これか、これがレモネードか。
フタを外せば、炭酸の泡が弾けて柑橘系の香気がフワっと立ち上がる。目が覚めるような爽やかな香りだ。
ひと口飲むと、炭酸強めのソーダの味が舌先を刺激する。お、これは割とパンチの効いた味かも? そんな風に思いながら、ストローで全体をかき混ぜたら変化が。
サッパリとした味になった。下に沈殿しているレモネードのシロップはかなり甘めだったのだが、混ぜることで強炭酸の刺激と程よく調和したようだ。スタバのコーヒー抜きも良かったが、ドトールのコーヒー抜きもかなり良い。
とにかく、これから夏は本番を迎える。暑さ対策に、熱中症予防に、コーヒー抜きのレモネードはいかがだろうか?
明日はロケットニュースさんに四コマサボタージュを掲載させて頂いて300回目なんだ。特別な催しを予定してるんだよ。みんな、見にきておくれよ。
漫画:ザックKT-4