ダックスフンドは体型的に牧羊犬には向いていない……。そんな風に思っていたら考えを改めるべきかもしれません。
完璧に羊の誘導をこなす、ミニチュア・ダックスフンドの動画をご覧ください。
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アメリカ・ミシガン州で毎年開催される「エレクトリック・フォレスト・フェスティバル」"Electric Forest Festival"は、エレクトロニックバンドとジャムバンドが中心の音楽フェス。
夜には森全体がネオン色に染まり、目を見張る美しさになるとのことですが、残念ながら他のイベントと同様に2020年の今回はコロナ禍のため中止となりました。
昨年に撮影された、上空から見た夜の光景をご覧ください。
続きを読むスパ! ルカだ。マサイ族の戦士・ルカだ。ところで、オレたち、ケニアのアンボセリに住むマサイ族たちが「水」に苦労しているのは知ってるよな? そもそもこの連載が始まったのも「水」のためだったくらいで。
ところが最近、オレたちのエリアに、すっごい便利な施設が完成したのよ! そう、水!! 貯水タンクっていうのかな? とにかく常に水が貯まっている場所ができたのさ。超ハッピー! そしてそして、ありがたや〜!!
作ってくれたのはケニア政府。ちなみにコレ、井戸ではない。でも、水はアンボセリの地下から来ている。パイプを使って、水が来ている。それって井戸なような気もするが、断じて「井戸」ではないらしい。
その証拠に、もしも井戸ならオレは素直に「well(井戸)」と表現するが、この施設に関しては「big tank to store water(水を貯める大きなタンク)」と名付けたい。だって井戸ではないのだから。
なお、この施設、誰が使うのかというと、人間ならびに動物だ。ちゃーんと飲める水が貯まっている。オレの村からは約6kmくらいの距離にあるからオレはあまり利用しないと思うけど、近くに住んでいる人は便利になるだろうな。いいな〜。オレセリ!
丸美屋と言えばのりたま。もはや国民食と言っても過言ではないのりたまは、どこのスーパーでも見かける人気者だ。一方、同じ丸美屋のふりかけでも、「すきやき味」を知らない人は多いのではないだろうか。私(中澤)は、以前の記事で丸美屋ふりかけ16種の食べ比べをするまで存在すら知らなかった。
しかし、この「すきやき味」、なかなかどうして侮れない。食感はサクサクのふりかけなのに肉の風味が凄いのだ! ひと口でぐいぐいくる豊潤な肉の味は、ふりかけと考えると高級感すらある。最近の私のお気に入りになりつつあるのだが、そんな「すきやき味」のジャケ裏にレシピが書いてあったので作ってみた!!
と言っても、ふりかけのパッケージ裏に書いてあるレシピなのでそこまで難しいものではない。基本的には乗せるだけかけるだけな感じ。そんなレシピの名は「チーズバーガー風トースト」。作り方は以下の通り。
【材料】
・食パン
・スライスチーズ
・ケチャップ
・マヨネーズ
【つくりかた】
1. 食パンにケチャップとマヨネーズをまんべんなく塗り、スライスチーズを乗せる
2. オーブントースターでチーズがトロけるまで焼く
3. チーズの上に「すきやき味」をふりかけると……
完成!
──食べてみたところ、「すきやき味」が持つ圧倒的な肉の風味がパティの代わりとなってチーズとハーモニーを奏で、確かにチーズバーガーのような味がする。
個人的に驚いたのは、ケチャップやマヨネーズと混じってもちゃんと肉の味が感じられるところ。これマジでふりかけかよ。
ただ、食感としては間違いなくふりかけ。サクサクした食感はハンバーガーよりクリスピーな感じでピザに近い。簡単だけどオリジナリティーのある味である。なんかやめられなくて一気に3枚食べた。
なお、レシピにはスライスチーズと書かれているが、よりトロけやすいように私はトロけるチーズを使用した。また、オーブントースターで約3分とも書かれているが、これはトースターによるので、普段パンを焼く時の時間に合わせた方が良いだろう。私のオーブンレンジでは7分くらいだった。
クリスピーな食感がピザのようにも感じられるチーズバーガートースト。「すきやき味」ともども、子供が好きそうな味なので、スーパーでこのふりかけを見かけたら試してみてくれ。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
意匠をこらした小さな封筒の世界「ポチ袋」。子どもにお年玉をあげるくらいしか用途がないと思われがちだが、さにあらず。
久しぶりに会う親戚の子に小遣いをあげたいときにも大げさにならずによいし、ちょっとお高めの旅館で「心づけ」に使うのもよい。部屋付の仲居さんというのは最近あまり見ないが、過去には心づけがあるのとないのではその後の対応が大違い、なんて経験もした。
ポチ袋の起源は花街で使われた祝儀袋で、関西弁で「これっぽち」という意味だそう。いずれにしても、現金をそのまま人に渡すのはヤボ、という慎みの文化であろう。そんなポチ袋に、珍妙な……もといユニークな商品を発見。ちょっと見ていただきたい。
文具・紙雑貨ブランド「cobato」製のポチ袋。剣道の面(めん)の形が切り抜かれた封筒の中に、何枚もの色画用紙が重ねられている。
紙幣の折り方にはちょっとコツがいる。説明書に従って、偉人の肖像が中央にくるように折る。
あとは普通のポチ袋と同じように封入すると……
なんじゃこりゃぁぁぁー!!!!
野口英世がおもしろいことになってしまった。真剣な顔してあなた、剣道て……
これはいい。親戚の子らにさえ1万円もの大盤振る舞いをしたことはないが、諭吉サマでもやってみよう。
おおっ、福沢諭吉は顔が濃ゆいせいか、剣豪のような迫力が出た。まじまじと見たことはなかったが、ホリが深くて力強い眉毛、鼻も口も大きいんだな!!
慶應義塾体育会のホームページには「慶應義塾創設者である福沢諭吉も剣道を推奨し、自らも日常的に居合を実践していました」とある。防具を身につけたことも数え切れないくらいあっただろう。
こうなったら……誰かっ、5000円札はないかぁっ!
家中を探しまわり、見つけた紅一点・樋口一葉を入れてみたら……
あらかわいい。美少年剣士のようになった。美人だなぁ……。
誰得なのかちょっとわからないが、クスッと笑えるアイディアグッズ。ブランド公式オンラインストアには「ザビエル」バージョンのほか、偉人が「怪盗」になったり「受験票」になったり「少女漫画風」になったりと、いろいろなバリエーションがある。
くれぐれも冗談が通じる相手に使おう。上司のお子さんにあげたりしたらダメだぞ。人の顔で遊ぶなんて……と良識ある大人に眉をひそめられても筆者は知らない。
参考リンク:cobato オンラインストア、慶應義塾体育会剣道部
Report:冨樫さや
Photo:RocketNews24.
喫茶店大好きな昭和丸出しおじさんの佐藤です!! 近頃の純喫茶ブームは誠によろこばしいことだ。一時はコーヒーショップが至るところに出店して喫茶店を駆逐する勢いだったが、ここ数年で喫茶店の良さが見直され、レトロな雰囲気の新店も続々と誕生している。
さて、今回紹介するのは正統派な老舗喫茶店「リプトン」である。東京・五反田TOCビル地下1階にある古いお店で、ここのクリームソーダに衝撃を受けた! 上に乗ったソフトクリームがデカい!! こんなクリームソーダ見たことがない!
「リプトン」といっても、あの紅茶メーカーとは関係ないようだ。店内は古き昭和の佇まいを感じさせる。テーブルも椅子も、吊り下げられた天井照明も、時間を重ねていい具合に色あせていてとても落ち着く。
訪問前に店舗情報を確かめると、アイスぜんざいコーヒー(税込650円)というものがあるらしい。これはコーヒーに あずき とてんこ盛りのソフトクリームを乗せたものなのだとか。それは食べてみたい! と思ったが、メニューを見ると全部ソフトてんこ盛りじゃないか!!
甘いもの好きの心をくすぐるラインナップだ。今回はセットで選べるスペシャルメニュー(税込1100円)を注文することにした。ホットケーキとクリームソーダをセットで頼んでみよう。
ちょうど昼時だったので、ほとんどの客が食事をとっていた。そんななかで私のところにはスゴイものが出てきた。クリームソーダだ! 写真で見るよりずっとデケエえええ!!
グラスの高さと同じだけソフトクリームが乗ってない? コレ。
本来は、ソーダにクリームを添えたものがクリームソーダのはず。つまりクリームはオマケだ。しかしコレは、クリームにソーダを添えた感じになってる。ソーダがオマケ扱いじゃないか。主役はどっちなんだ?
びっくりしている場合じゃない! とにかく早く食べ始めないと、クリームが溶けてグラスのまわりがべちゃべちゃになってしまう。
スプーンでクリームを外側から掬(すく)うようにして、慎重に食べ進めているとホットケーキが来た! そうだった、ホットケーキとセットにしてたんだった。2つ同時に食わねばならない。1つにすりゃよかったよ~。
“クリーム倒壊” の恐れがなくなるまで食べたところでホットケーキに取り掛かろう。オシャレなカフェなら、ホットケーキと言いながらフワフワのパンケーキが出てきたりするのだが、ここは間違いなくホットケーキだ。しかも幼い頃に母親が焼いてくれたような焼き色薄目のヤツ。これにバターを塗ってメイプルシロップをたっぷりかけてやる。
それで少し放置して、シロップが生地に浸透するのを待つんだ。ひと口食べると、あの懐かしい小麦粉の焼けた味がするんだよ。私の心は完全に少年に戻っている。
日常に疲れたらここに来よう。てんこ盛りのクリームソーダとシロップをたっぷりかけたホットケーキを食ったら、嫌なことだって忘れられる。童心を取り戻したい人は、リプトンに行くべし!
店名 リプトン
住所 東京都品川区西五反田7-22-17 TOCビル地下1階
時間 11:00~17:00
定休日 土日祝
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
しかしその相手が、やたら愛想が良く、根掘り葉掘りと聞いてくるせんさく好きだったらどうでしょうか。
「なれなれしいご近所の人が、あれこれと自分の生活について尋ねてくる場合、どう対処していますか?」
この質問に対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。
GoToトラベルの恩恵を受けつつ沖縄旅行中。今日は路線バスで糸満市へやってきた。なんでも糸満市の『道の駅』は、トリップアドバイザーが集計した “道の駅ランキング2019年” で堂々の全国1位に輝いたらしい。
相当期待しつつ行ってみると、コレが想像よりスゴかった。ドラゴンフルーツ、パパイヤに海ぶどうなど、東京では滅多に見ない食材が山積みされている。そればかりか「聞いたことすらない」ブツも多数だ。これだけ多いと逆にどれを選べばいいか分からなくなるな。
沖縄食材に関して私は全くの素人であるから、ウカツな選択をすればツウの方に怒られてしまう可能性もある。よってここは知らない食材、ぜ〜〜〜んぶ買ってみちゃうことにしよう。
那覇国際通りからバスと徒歩で1時間半(車だと約30分)。広大な敷地を有する『道の駅いとまん』は特産品や土産、鮮魚、生花、その他食材といったジャンルごとに建物が分かれている。
野菜や果物を扱うのは『JAファーマーズマーケットいとまん うまんちゅ市場』という独立した店舗だ。平日の昼間だというのになかなか賑わっている様子。
野菜の他に精肉コーナーもある。
お菓子やパン、惣菜も充実しており、こちらも珍しいモノが多数。しかし加工品にまで手を伸ばしてはキリがない。今回は “野菜と果物” に限定し、道の駅いとまんで売られている中から「聞いたことすらないもの」をチョイスするルールとさせていただく。
『きんびにんじん』や『島らっきょう』、『島かぼちゃ』といった島野菜にも心惹かれるが…… “なんとなく想像がつく” という理由で泣く泣く除外。
その結果、生き残ったのは総勢11種類の島野菜たちである。ネットで情報収集しつつ、さっそく調理に取り掛かるとしよう。
さて購入した11種類のうち、5種類はサラダに加工できるようだ。
この記事内の調理法について、沖縄の方などから見れば「そうじゃない」と思われる部分もあるかもしれない。重ね重ね私は素人であるため、多少自己流となることをご容赦いただけると幸いだ。
まずヒョウタンにも似た茶色の『モーウィ』。見た目からは芋系の野菜を想像していたが、切ってみるとキュウリっぽい匂いがする。
皮とタネを取って薄切りにし、塩モミしておこう。
次は『サラダヘチマ』。ヘチマといえばスポンジのイメージしかなかったけど、売られている量を見れば沖縄ではかなりメジャーな食材であることが推測される。フカフカとした不思議な感触だ。
スーッと皮を剥くのがなんとも快感。輪切りにし、こちらも塩をふっておく。
続いて『サラダ用グァバ』。グァバもジュース等、加工品の印象が強い。
よく分からないので適当にスライスしておこう。ニンジンくらいの硬さがある。
それから『赤丸オクラ』はその名の通り、鮮やかな赤色が特徴なのだが……
なんと、サッと煮たら一瞬で緑色に変色し、普通の沖縄オクラになってしまった!!! ちなみに沖縄オクラは本州のオクラに比べて丸っこいのが特徴だぞ。
最後の『サクナ』は別名『長命草』と呼ばれ、食べれば寿命が伸びるとも言われている薬草らしい。コレは調理せずそのままいただこう。
盛り合わせればいかにも健康的な島野菜サラダの完成だ!
油で揚げたいのは『うりずん』と『島ニンニク』の2つ。
まず『うりずん』についてだが、以前お伝えした『沖縄てんぷら』に関する記事内において、東京ではどうしても『うりずん』が手に入らず断念したという経緯がある。
よって今回は『うりずんの天ぷら』リベンジといきたい。よく洗ってヘタを取り、衣をつけて油に投入。
揚げ時間はごく短めでOKだ。
それから本州で見るよりかなり小ぶりな『島にんにく』はそのまま素揚げ。
『カンダバー』という、ポケモンかプロレスラーみたいな名を持つ青菜はベーコンと塩胡椒で炒めものにしよう。
アクセントに島ニンニクも入れたら……
中華料理風な『カンダバー炒め』の出来上がり。
残った3種類は果物なのでそのままデザートに。
真っ赤な『レンブ』は沖縄のほか、マレーシアや台湾でも栽培されているらしい。
『カーブチー』は小さめのミカンといった雰囲気。皮ごと切ればさわやかな香りが広がる。
最後の『島バナナ』はモンキーバナナに近いものだろうか? 一房300円とは、大きさを考えると一般的なバナナの数倍の価格。鮮やかなグリーンでいかにも南国っぽい。
お皿に並べると……
おぉ! なかなかSNS映えしそうな雰囲気〜!
それでは11種類の島野菜を食べ比べ、個人的にランクづけをさせていただきたいと思う。全て初体験の食材であるため、あくまでも第一印象だということをお断りしておきたい。
【超オススメ】
・モーウィ
・うりずん
・カーブチー
まず “ウマさ” と “斬新さ” を併せ持っていたのが『モーウィ』と『うりずん』だ。モーウィはキュウリに近い味ながら歯ごたえが段違い。うりずんはインゲン風ながら適度なクセと食感があり、個人的にはインゲンより断然好みである。
また『カーブチー』が思ったより酸っぱくてビックリしたが、顔をしかめるほど強い酸味ではない。「酸っぱいものが食べたいけどレモンは酸っぱすぎる」という人は、カーブチーをかじればちょうどいいのではないだろうか。飲み物に入れたり料理に添えてもよさそう。
【けっこうウマイ】
・カンダバー
・赤丸オクラ
・島ニンニク
『カンダバー』はほんの少しぬめりがあり、ホウレンソウと空芯菜の中間といった感じ。『赤丸オクラ』と『島ニンニク』は本州のものとあまり違いが分からなかった。この3つは変わったものが苦手な人もおいしく食べられるはずだ。
【好みが分かれそう】
・サラダへちま
・レンブ
・サラダ用グァバ
『サラダへちま』を口に入れた瞬間、なんとも言えない “ヘチマ感” が口いっぱいに広がった。このモヤモヤとした食感がダメな人はダメかもしれないが、もしかするとドレッシング等をかければ全然違うのかもしれない。
『レンブ』もまた食感が独特だ。赤タマネギのようにシャリシャリしており、しかし水分が全然ないためスカスカに軽い。『サラダ用グァバ』は非常に硬く、梨などを食べた際の “イガッと感” を100倍にした感じの後味が残る。どれもクセが強く、ハマる人は大ハマりするかも?
ちなみにただの葉っぱにしか見えなかった『サクナ』だが、これがなんと、完全に葉っぱであった。子供の頃に庭でかじった葉っぱそのもので、少し苦いが食べられないほどではない。「健康によい」と言われたらむしろ全然食べます! といった感じのポジションだ。
そして今回ダントツの最下位は……あまりにも意外なのだが『島バナナ』である。
サトウキビのごとく硬い皮をバリバリとむけば、これまたヤングコーンのごとく硬い果実が出現。食べてみたら……甘みゼロ! 激しい渋味! ガリガリの歯ごたえ! 正直とても食えたもんじゃねぇ……!
バナナと油断して何の下調べもしていなかったのだが、ひょっとして島バナナとは料理用の食材なのだろうか? 慌てて調べてみたところ、どうやら島バナナは購入後に自宅で『追熟』させるのが常識だったらしい。
つまり今回購入したグリーンのバナナは、ここから数週間後に食べごろをむかえることになる。私の沖縄旅行は残り1週間……果たして最終日までに島バナナは甘くなるのだろうか? 文化の違いを痛感しつつ、じっとバナナの成熟を待ちたいと思う。
ここでご紹介した他にも、沖縄には多くの謎めいた野菜や果物が存在している。糸満市以外でも多くの道の駅や直売所が点在しているので、現地を訪れた際はぜひ探してみてほしい。
参考リンク:JAおきなわ うまんちゅ市場
Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
2020年10月6日、セブンイレブンは『セブンカフェ グアテマラブレンド』の販売を開始した。これは2019年12月より発売されていた「高級キリマンジャロブレンド」に次ぐリッチコーヒーの第2弾で、香川県の一部と徳島県を除く全国のセブンイレブン(一部店舗で取り扱いのない場合あり)で展開中だ。
注目は前作の「高級キリマンジャロブレンド」が普段のコーヒーより10円高かったことに対し、グアテマラブレンドはレギュラーサイズもラージサイズもそれぞれ20円高いということ。果たして20円高い価値はあるのか? さっそく飲み比べてみたのでご報告したい。
リッチコーヒー第2弾『グアテマラブレンド』を発売するにあたり、セブンイレブンは自信満々だ。同商品についてセブンイレブンは以下のように発表している。
「本品は、甘い香りと上品な酸味が特長であるグアテマラ産の豆を使用した商品です。グアテマラ産コーヒー豆は、標高1300m以上の高地で生産したものが最上級グレード豆とされております。
その中でも、最高標高が2000mに達するエリアの豆のみに限定することで、コーヒーを嗜むお客様にさらにご満足いただけるような、コク深く・香り高い、後味に余韻を感じられる商品に仕上げました」
……なるほど。名産地として名高いグアテマラのコーヒー豆を使用するだけではなく、その中でもさらにグレードの高い豆を使用したコーヒーが『グアテマラブレンド』ということなのだろう。10円高いだけの「高級キリマンジャロブレンド」でさえかなり味に違いがあったから、20円差だとどうなってしまうのか? 興味は尽きない。
さて、個人的な話で申し訳ないが、私は(P.K.サンジュン)はほぼ欠かさず毎日セブンイレブンのコーヒーを飲んでおり、またかつてはスタバでコーヒセミナーを受講した経験もあることから、コーヒーのジャッジには相当な自信がある。その私に言わせると、グアテマラブレンドは「レベルが違いすぎる」と申し上げておく。
雑味のなさ、旨味の深さ、なめらかな舌触り……。その全てが普段のホットコーヒーとは比べ物にならない。ほぼ毎日飲んでいるセブンのコーヒーにこんなことを言うのはイヤだが「グアテマラブランドが170円で普段が150円なら普段が高すぎるんじゃね?」とさえ感じた次第だ。
ただし──。
淹れたて熱々の状態で飲み比べた場合、両者の差はそれほどなかった。これは単に熱さの影響で舌が正確に味をジャッジしづらいせいで、何もコーヒーに限った話ではない。明らかに差が出てくるのはやや冷めてからで、同じセブンカフェのコーヒーでありながらも別物になってくる。
つまり、あまり考えずにゴクゴク飲んでしまう私のような人間は、普段のコーヒーでも満足度はさほど変わらないハズ。逆に、ゆっくり味わいながらコーヒーを飲む人には『グアテマラブレンド』がオススメだ。しつこいようだが、特に中盤以降の味わいには大きな差が出てくる。
というわけで、純粋に味だけを考えれば20円差はむしろ良心的な感じさえしたが、シチュエーションによっては「わざわざ買わなくてもいいかな?」というのが率直な感想だ。ご自身の生活スタイルやタイミングによって「普段のコーヒー」と『グアテマラブレンド』を使い分けるといいだろう。
『セブンカフェ グアテマラブレンド』はレギュラーサイズが120円、ラージサイズが170円。期間限定で発売中だ。