いえいえ、そうではありません。アルマジロがのんきに昼寝しているそうです。
動画をご覧ください。
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サザエやカタツムリ、古くはアンモナイトまで、巻貝は多種多様ですが、うずの巻いている向きについて意識したことはあるでしょうか。
右巻きも左巻きも存在しますが、割合には圧倒的な偏りがあるとのことです。
続きを読む「エアビー」の通称で知られる『Airbnb(エアビーアンドビー)』は、宿泊施設や民泊などを斡旋してくれるサイトだ。ホスト(物件所有者)とゲスト(宿泊者)が直接やりとりできるシステムが人気となり、現在は世界192もの国で利用することができる。
“ホスト宅の空き部屋を借りる” という宿泊スタイルからは、素敵な交流が生まれることも多い。しかし反面、両者間にトラブルが発生することもあり、過去には大事件に発展した例が複数報告されている。とにかく事前の心構えと見極めが非常に重要なのだ。
最近では海外への渡航制限緩和に関する報道も聞かれるようになり、また海外旅行を楽しめる日も近いのかもしれない。今日は『海外旅行の日』。来るべき時の参考に、私が過去にエアビーを介して宿泊した体験談をご紹介しておこうと思う。
私が海外でエアビーを利用する1番の理由は “費用を抑えるため” だ。民泊は宿泊費だけ見るとドミトリーやホステルより若干割高な場合が多いのだが、ここで重要なのが “キッチンや洗濯機を無料で使える” という点。
特に欧米諸国は日本と比較すれば「外食が高く、スーパーで食材を買うには安い」傾向にあるように思う。長期旅行の際など、自炊ができるメリットは大きいのだ。「キッチンあり」と書かれていても実は「電子レンジのみ」だったりするから、宿泊先を選ぶ際は設備によ〜く注目しておくべし。
私がヨーロッパ旅行をするにあたり、宿泊予算は “1泊2000円以下” を目標とした。パリやロンドンなど物価が高い都市だとドミトリーの選択肢しかなかったが、それ以外のエリアではエアビーでそこそこ宿がヒットする。気になる宿を見つけたらオーナーに直接メッセージを送り、予約前に疑問点を確実に全て解決しておこう。
さて、まずご紹介するのはポルトガル第2の都市・ポルトで宿泊した宿である。2LDKマンション内の1部屋。ホストは近所の別宅に住んでおり、顔を合わせなくて済む点は気を使わなくてよい。
魔女の宅急便やハリーポッターのモデルになったかもしれないという、ポルト中心部まで徒歩15分ほどの閑静な住宅街にある。1泊約1300円。
個室はちょっと狭めだったものの……
立派なキッチンとリビングが自由に使える!
ここは1日2組のゲストを受け入れているため、本来であればキッチンやリビングは共用なのだが、私の滞在中たまたま他の予約がなかったらしい。おかげで幸運にも “異国で1人暮らし” という貴重な体験をすることになった。
しかし総合的には大満足だったこの宿で、ひとつだけ “夜中に突然電気がつかなくなる” というトラブルに見舞われる。ホストに連絡するも夜中だから返信がない。マンションの隣人に泣きついた結果、ブレーカーが落ちていたようだ。ポルトガルのブレーカー事情など分かるはずもなく、この時はマジで焦った。
その後もブレーカーは落ちまくったのだが、仕組みが分かれば何てことはない。この一件でホストとも仲良くなることができ、結果的にはいい経験であった。不測の事態には冷静な判断力が必要である。
お次はスペイン南部の都市・マラガ。ピカソ生誕の地として知られる、のどかな海辺の街だ。
ここで2週間お世話になったのは中心部から徒歩で約10分の3LDK。ホストは別宅に住んでいるものの、頻繁にやってきては世間話をしていく陽気なオジサン。1泊約1500円。
部屋は広く、デスクやキッチン完備。シャワールームが3つもある。
市場で買い物し、近くのカフェや雑貨屋の人と顔見知りになるなど、ここでは私がイメージする “ザ・スペイン” そのものの生活を体験することができた。近所の子供と目が合っては「オラ」(こんにちは)、お年寄りにも「オラ」……あぁ、なんて素敵なんだ。
ところが、そんな気分を打ち砕くのは同じ3LDK内の隣部屋に宿泊するゲスト家族。彼らには何度「オラ」と呼び掛けても返事がない。そればかりか私が共用のキッチンを使っていると「チッ」と舌打ちする始末である。
他にも彼らはトイレを汚す、大声で喧嘩をする、廊下で羊を解体して吊すなど、我慢できないほどではない “ちょっとしたストレス” を他ゲストに与え続けた。ゲスト間の距離感についても、事前に可能な限りリサーチしておくのがオススメ。
ここまで私の1人旅についてご紹介してきたが、一般的なホテル同様、エアビーも “複数人で宿泊したほうが割安” である。
友人と2人で訪れたのは映画『ゴッドファーザー』の舞台として知られる、イタリア・シチリア島。中心部を少し離れると生活感あふれる街並みが続く。
広くて綺麗な1LDKマンションを貸し切って、1人あたり1泊約2000円。
キッチンにはコンロが4口。衣類乾燥機もあって申し分なし! 快適すぎて普段の1人旅が非常にショボく思えてしまう。グループ旅行は麻薬だ。
友人と2人、スペインのテネリフェ島にも滞在した。こちらはリゾート地のビーチ沿いということもあり、宿泊料は少しお高めの1人1泊約3200円だ。「たまには贅沢を」と自らに言い聞かせて震えながら決済完了。
分譲マンションとみられるこの宿は過去最大級の豪華さである。立派すぎて眠るのが惜しいほどだったが、考えてみればビジネスホテルより全然安いんだよなぁ。
さらにグループ旅行には “食費や雑費が抑えられる” というメリットもある。1人だと食べきれない食材も、2人でなら思い切って買えるのだ。
1人旅は気楽なところがいいけれど、楽しいのは断然グループ旅!
最後に、残念ながら少し嫌な思い出となってしまった宿もご紹介しておこう。ポルトガルの首都・リスボン中心部から歩いて20分ほどの4LDKマンションは、そこに住むご夫婦がホスト。 “他人の住む家に泊まる” ホームステイパターンである。1泊約1500円。
この宿を決める際に少し悩んだのは “宿に対する口コミが極端に少ない” という点であった。しかし3件ほどある口コミは高評価ばかりだし、ホストからの返信も礼儀正しい感じだったため予約を決断。
到着してみるとホストは20代とおぼしき若夫婦である。インテリアや備品がヤンキーテイストであることや、家じゅうにお香のような匂いが充満していることには多少驚いたが、宿泊するうえで困るわけでもない。
……が! 問題は夜だった。
深夜23時頃、突然鳴り響く爆音で目覚めた私。その曲がシャキーラの『ヒップス・ドント・ライ』であったことは置いておいて……この若夫婦、リビングに10人ほど連れ込んでドンチャン騒ぎをしているのだ。騒ぎは明け方まで続き、なんと私の1週間の滞在中、毎晩繰り返された。
若夫婦がパリピであることに一切の文句はないが、仮にもここは宿泊施設ではないのか? おまけに私が大枚叩いて現地購入した『キッコーマン 濃口醤油』を冷蔵庫に入れておいたら、翌日ビンは空っぽだ。こっそり失敬するにしたって、限度ってもんがあるだろ?
様々な安宿を経験してきた私でも、1週間オールナイトパーティー状態はさすがに我慢の限界である。抗議するとホストは一応「ゴメンネ」と謝ってくれた。しかし翌日以降も騒ぎが収まる様子はない。注意喚起の意味を込めて私は言葉を選びつつ、「騒音が気になる人は要注意」との口コミを投稿したのだが……
なぜかあれから1年近くが経過した今も、私の口コミはサイトに反映されていないのである。これがどういうカラクリなのかは不明だが、とにかく我々は様々な角度から口コミを読み取り、自己判断しなければならないということだ。
私の経験上、エアビーの口コミ欄は「あまりにも高評価ばかりの宿は逆に要注意」であるように思う。例えば「部屋がボロかった」という口コミがあったら、今いちど宿の紹介文を読み返しみてほしい。最初から「古い家です」と注意書きが添えられている場合がほとんどだ。建物の画像が “盛られている” ケースも滅多になく、つまり安宿を選んでおきながら「ホテルより設備が悪い」と文句を言うゲストもいるということ。
そんなワケだからエアビーでアタリの宿を見つけるコツは「良い口コミも悪い口コミもしっかり読み、あとは自分の経験と直感を信じるのみ」なのである。個人的な感覚として「ホストの人柄がよい」という口コミが複数ある宿はアタリの可能性が高い気もするが……ハズレても責任は取れないので悪しからず。
また「Wi-Fiの調子が悪い」等といったトラブルはどの国でもかなりの高確率で起こるが、そういった場合「ちょっと見てもらえますか」などと日本式に頼んでいたのでは、1週間待ったって何もしてくれない。「超困っているから今すぐ来て!」と数時間おきに連絡し続けるのが正解だ。
何が起きるか分からないのが民泊。アタリもハズレもあるのが民泊。だから民泊は面白い。初心者のうちはハードそうな物件を避けて、相場の平均くらいのところで経験値を稼ぐといいかもしれないぞ。
エアビーでは民泊以外の施設やイベントなどの仲介も行っている。詳しくは公式サイトをチェックしてみてくれ。
神奈川県横浜市にある「カップヌードルミュージアム」で、マイカップヌードルを作ることができる。体験したことがある人も多いはず。4種類のスープと12種類の具材から4つを選ぶことができ、その組み合わせは5460種類にもなるそうだ。
実は東京都稲城市のよみうりランド内にある「FOOD factory」では、自分だけの「マイ焼そばU.F.O.」を作ることができるのである! 知らなかったでしょ? 私(佐藤)も知らなかったので実際に作ってみた。体験してみたところ、ここにしかない小袋を発見! 「パチパチU.F.O.」ってナニ?
この施設は2016年3月、よみうりランド「グッジョバ!!」エリアに誕生した比較的新しいアトラクションだ。施設内には自分がU.F.O.になるボートライド「スプラッシュU.F.O.」や、日清焼そばU.F.O.をイメージした乗り物でぶつかり合う「U.F.O.バンプ!」などがある。
そしてワークショップの1つに、この「マイU.F.O.ファクトリー」があるのだが、今回は取材で体験させて頂いた。料金は1食分400円。
入り口で手指消毒を行った後、最初にデザインシートを受け取る。シートは自分で選ぶことができない。3つのタワーから1つを選ぶと、ランダムでシートが出てくる。
次にそのシートにマジックで好きな絵や文字を書く。製造年月日には体験した日付を書く。
さて、続いてファクトリーで日清焼そばU.F.O.を作っていくのだが、その前に4種の小袋と具材を選んでおこう。小袋1つと具材を4つ、具材は同一のものを4つにしても良いそうだ。
よく見ると、小袋に初めて見るモノがある。「パチパチU.F.O.」だと? これは炭酸ガスの入ったアメで、溶ける時に弾けるそうだ。その昔あった「パチパチキャンディドンパッチ」と同じように、液体に触れるとパチパチするヤツだな。これは気になる。焼きそばにかけるとどうなるんだろう……。
この先のマイU.F.O.が出来上がっていく様子は、ぜひ自分の目で見て欲しい。具材をその場で選んで、封入されるところを見ていると「本当に自分だけの日清焼そばU.F.O.なんだ!」と実感できるはずだ。施設で体験して頂きたい。さて、そうして出来上がった私の「激ウマ! さとうのやきそば」がコレだ。
1度も食べたことがないのに、先回りして「激ウマ!」と言ってしまうところが私らしいと思っている。
持ち帰って早速食べることにした。今回選んだ具材は エビ×4 である。エビ以外何もない。
そして小袋は気になっていたパチパチにした。どんな味になるのだろうか?
作り方は通常の日清焼そばU.F.O.と同じだ。違うのは中身、この麺の上にはエビしかいない。出来上がりの匂いは「カップヌードルかな?」と錯覚してしまうほど、エビ臭がしている。
私だけのエビ日清焼そばU.F.O.。香りがエビに押されているけど、味はソースが支配している。あのお馴染みのソースの味だ。うん、文句なく美味い。
さて、ここからが未体験ゾーン。パチパチをかけてみた……。
パチパチは無色透明だ。塩のような小さな粒が麺の上に散らばっている。耳を澄ますとパチパチパチパチ……。まるで鉄板の上で焼きそばを焼いているみたいに、パチパチパチパチ……と鳴っている。音は面白い! 面白いんだけど食べると、口のなかで弾けるのでちょっと邪魔くさいんだよね。麺をすする途中で口の中がパチパチパチパチ……。とても変な感じだ。
とにかくここでは自分だけの日清焼そばU.F.O.を作ることができる。パチパチは入れるかどうかは、各自の判断に任せよう。個人的にはあまりオススメはしないけどね……。仮に失敗しても、また作りに来ればいい。だって、5460通りの組み合わせがあるから、かならず自分好みを見つけられるはずだぞ!
名称 よみうりランド
住所 東京都稲城市矢野口4015-1
時間 10:00~17:00、9:00~20:30など、営業時間が日ごとに違うためカレンダーを要チェック!
定休日 不定休
取材協力:よみうりランド
参照元:カップヌードルミュージアム
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
泣いた。周りからもすすり泣く声が聞こえた。劇場版「鬼滅の刃」無限列車編の映画館でのことである。私(中澤)がこれを見た感想をひと言で言うなら「とても良かった」。もちろん、ひと言で語れない感情が渦巻くんだけど、ネタバレになるためそこは伏せたい。
しかし、私にこれほどの感動を与えてくれる『鬼滅の刃』は、実のところ賛否両論だ。特に、アニメ好きの男性から「面白さが分からない」という声をよく聞く。映画館の客層からも女性人気の高さがうかがえた。なぜこうも分かれるのか? 映画を見て個人的に思い当たる節があったため記したい。
正直、私はアンチの意見も分からなくはないのだ。なぜなら、アニメ放送時、1話切りしているからである。で、勇気を持ってその当時の鬼滅へのイメージを書くなら「ありがちな話」というものだった。
家族を鬼に惨殺された優しき男・竈門炭治郎が復讐のため旅立つ。なんか普通じゃね? その印象は、改めて見てみてもしばらく変わらなかった。『BLEACH』で言う護廷十三隊みたいなのが出てくる。聖闘士星矢の頃からお約束の流れだ。こういうの知ってる。う~ん……。
しかし、今から考えると、これは楽しみ方を間違っていたと言わざるを得ない。目からウロコが完全に落ちたのが、19話の『ヒノカミ』のクライマックス。上記のように頭の隅で考えながら見てしまう私でも、このシーンは言葉をなくした。
次々と連動していくコマは画面から飛び出さんばかり。禰豆子が、炭治郎が、記憶が考えることを追い越して迫って来る。そこで思ったのだ。鬼滅とはこれかもしれない……と。
考えるのではなく感じるもの。思えば、マンガやアニメを好きになった子供の頃「この流れありきたりだな」とか考えながら『ドラゴンボール』や『ワンピース』や『BLEACH』を見ていただろうか?
いや、もっと作品の世界に入りきり、キャラの目で物事を見て、肌でその熱度を感じていた。感動に客観的な分析など必要なかったはずである。作品が積み重なるうちに、考えないと理解できなくなってしまったのだ。
見始めた時の気持ちを思い出してみよう。自分が良いと思うものは「良い」と言っていいのだ。流れに逆らわず乗っていけ。そう、水のように。
そういう気持ちで劇場版「鬼滅の刃」無限列車編を見たところ、泣いた。なんてこった……ストーリーの力とはこれだ。アニメーションの力とはこれだ。これが鬼滅の刃……。
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編の面白さに説明は不要だ。煉獄杏寿郎がカッコ良い。それ以上の言葉は無粋なのである。考えるのではなく感じろ。男性より感受性が強いと言われる女性が心をつかまれたのは当然の結果と言えるかもしれない。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
年に1度の大セール、Amazonプライムデーが先日行われたが、筆者も例にもれず大いに散財した。前から欲しかったものはもちろん、衝動買いでよく調べもせずポチったものもあるのだが……その中の1つの商品に、怪しげなカードが入っていた。
なんでも購入のお礼に素敵なプレゼント、またはAmazonギフト券をくれるという。これが本当に「購入のお礼」なら疑って申し訳ないのだが、悪い予感しかしない。どういうことか詳しくお伝えしたい。
購入したのはLEDライト。デスクで手元を照らすため、ちょっとした照明が欲しかったもので、メーカーはなんでもよかった。
中国製であることはすぐわかったが、1000円程度のものだったのであまり熟慮せず購入。見やすく整った商品ページなどから、なんとなく「いい商品なのかな」と好印象を抱いた。残り時間が刻々と減っていくタイムセール表示も決断を後押しした。
商品は翌々日には問題なく届いた。箱(Amazonの外箱ではなく、個別の商品の包装)を開封すると、説明書や保証書の類いはまったくない一方で、1枚のカードが入っていた。しっかりとした厚紙のカードで「ギフト券」とある。一昔前の年賀状ソフトで作ったような手づくり感がある。
「無料商品が当たる」「ご消費者にお礼を申しあげるためにランダムに50人様に無料商品を贈る」とな。どうやら購入者特典のようだ。
ただ「ご消費者」という聞き慣れない言葉や、フォントの違和感など、文面からは不自然さがにじみ出ている。いや、本当に日本の消費者に感謝するため、懸命に日本語に取り組んでいる外国企業なのかもしれないが……。
裏を見ると、商品写真とともに「お礼としてお好きな商品を1つ選べ」といきなり命令口調に。それが人に礼を述べる態度か。
写真の商品が不要な場合には、500円分のAmazonギフト券をくれるという。カードは「ご連絡を楽しみしています(原文ママ)」とLINE IDを記して結ばれていた。それ以外の連絡先や会社名はなく、「どこから出されたメッセージなのか」はまったくわからない。差出人のない手紙のようなものだ。
いかにも自動翻訳したような不自然な日本語、理由もなくいきなりプレゼントをくれるという申し出、ぜひ連絡くださいの一文……これはあれだ。当サイトでもよく取り上げる、フィッシング詐欺ではないのか?
しかし妙である。詐欺の目的は、究極的には「金銭を得る」ことであろう。そもそも商品を購入している時点で、Amazonには住所も氏名も支払い情報も知られている。マーケットプレイス出品者が、クレジットカード情報を求めてということか……?
ちょっと目的がわからない。筆者はインターネットトラブルに関しては素人だが、LINEで連絡するくらいなら実害はなかろうと、記載のIDを読み込んでみたところ……
残念、IDはすでに存在していなかった。プレゼントはもらえませんでした。
このような謎のカード、同じ販売者ではないようだが以前から多くの購入者に届いているという。商品に同封され「おめでとうございます」「〇〇に当たりました」などと書いてあるそう。
過去にJ-CASTニュースでは、同封されたカードのQRコードを読み込むとオンラインチャットサイトにつながる事例を紹介。カードを封入した中国企業は、独自の感謝キャンペーンであるとして、詐欺行為は否定している。
その他、Twitter上では「★5など高評価レビューを促す」「QRコードを読み込むと別サービス(商品トラッキングサイト)へ誘導される」などの事例を見つけられる。
明確な詐欺であるという事例には出会わなかったが、うまい話には裏がある。Amazonの「出品者の禁止活動および行為、ならびに遵守事項」の規約に違反する可能性も指摘されており、警戒するに越したことはないだろう。
「おめでとう」カードとはなんら関係ないのだが、筆者は今回のプライムデーでもう1つ大失敗を犯している。上記のLEDライト、複数商品の購入で領収書が合算されてしまい、正確には何パーセントの割引だったのか定かでないのだが、もとは1680円の商品だった。それが割引され、1000円ちょっとで購入したと思う。
今回の記事を書くにあたり、商品画面を参照したところ……
えっ……
950円で売っている……!!
誤解のないように書いておくと、Amazonや販売元が不正をしたということではなく、マーケットプレイスの他の出品者からもっと安価で販売されていたということ。タイムセールが最安とは限らない、という教訓である。
タイムセールになっていると、なんとなく「売れ筋」「おすすめ」「Amazonおすみつき」の商品のように感じて、思考停止のままクリックしてしまったのが敗因。商品も出品者も玉石混淆(ぎょくせきこんこう)であることを忘れてはならない。よい勉強になった。
ちなみに商品は可もなく不可もなくで、今のところ満足に使えている。
参考リンク:J-CASTニュース
Report:冨樫さや
Photo:RocketNews24.
家で作るカレーってなぜあんなにウマイのか? 明らかに店のカレーの方が良い材料を使っているのに、家カレーにはなかなか勝てない。レトルトとなると家カレーには絶対勝てない……
と、そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。だけどあったんだ。家カレーでは到達できない高みに達しているレトルトカレーが。
そのレトルトカレーと出会ったのは、東京スカイツリー下のショッピングモール「ソラマチ」にあるスーパーマーケット『北野エース 東京スカイツリータウンソラマチ店』。北野エースは、多種多様なレトルトカレーを揃えていることで知られるが、ソラマチ店の売り上げランキング2位に入っていたのが……
「ビーフカレー 飛騨牛(税抜き907円)」。
飛騨牛と言えば日本有数のブランド牛。レトルトカレーにそんな牛肉が使われていることからすでにおかしいのだが、ゆえに907円というレトルトにしては高い価格設定は納得できた。
しかし、こういった商品は、組み合わせのインパクトだけで2位になっている可能性もある。フタを開けてみれば907円の価値がないことも多い。そこで実食し確認してみるために購入した。
パッケージ裏には「厳選された飛騨牛の肉がたっぷり入った贅沢なビーフカレーです」という説明が書かれている。でも、レトルトの「たっぷり」って信用できないんだよな。内容量を見てみると、220gとなかなかの量であることが分かるが、はたして肉はどれくらい入ってるのだろう? 5分ほど湯煎して米を盛った皿に開けてみたところ……
悪くない。
家カレー感覚で言うと「たっぷり」と言えるかどうかは微妙なラインだが、レトルトカレーにしてはちゃんと肉が入っている方だ。これが飛騨牛……。
食べてみると、肉がホロホロと裂けながらトロけるように口の中で崩れていく。さらに、後を引く旨みは、もはや形のない肉の記憶でご飯が食べられるレベル。舌に旨みが染みついてくるようである。自然とスプーンが動き、カレーライスをすくって口に運んだ。すると……
ウンマァァァアアアッ!
え? 何コレ? ウマッ! カレーソースが超ウマイ!! それも単純にカレーのコク深さだけではなく、奥に何やら上品な旨みが広がっている。これは……牛肉の味か!?
カレーの味以外にキラキラと輝くような脂の旨味が広がるのである。しかし、その脂に重さはなく、むしろワインのような爽やかさがあって、見事にカレーと調和しているではないか。
私は勘違いしていたかもしれない。飛騨牛推しのパッケージにてっきり肉が主役だと思っていたが、このカレーの主役はカレーソースだ。肉以上にカレーソースが最強すぎる。これが飛騨牛!
なお、このレトルトを販売する吉田ハムは飛騨牛の生みの親であり、40年以上をともに歩んできた会社。企業のキャッチフレーズも「飛騨牛とともに」という、まさに飛騨牛を知り尽くす企業だ。
そう考えると、このレトルトは吉田ハムの40年の結晶と言えるだろう。家で1日2日寝かせた程度では到達できない高みがそこにあった。907円でも大満足である。
月見だんごにおしるこ、ホカホカに蒸したあんまんと、モチやあんこが美味しい季節になってきました。日頃は忙しさにかまけて忘れがちな四季の変化を、食を通じて感じるのもまた雅なもの。醤油の風味が香ばしい「みたらしだんご」や「たいやき」なんかもいいですね。
というわけで、日本の伝統文化、和菓子を作ってみました。……ただし、正体不明な魔法の粉と水でな!
「パティシエ気分でスイーツを作ろう!」がコンセプトの「ポッピンクッキン スイーツパーティー」という商品が激ムズだったことは過去記事に書いた。リベンジとして今回取り組むのは、その和菓子バージョンだ。
材料一式。つまようじまで同封されているのは親切だ。すべての材料は “粉”。ラムネもあんこもモチも “粉”。ある意味、粉モンといえる。
では調理開始。前回は小指の先ほどの計量カップでわずか4ccの水を計れという無茶振りをしてきた同シリーズだが、今回はしっかり握れるスプーンがついていて安心。だいぶ使いやすい。
基本の工程は「水で粉を溶かす」これに尽きる。いちごからスタートしたが、固体も液体も同じようにして作る。
けれども粉によって粘度がまったく違って、水のようにサラサラになる粉があるかと思えば、ゴムのような弾力を発揮する粉もある。科学の力ってすごい……。
次はモチ状になったものを……え、手でこねるの!? 素手で!? 30回!?
えー……
まぁ、やりましたけれども。粘土細工みたいにこねこねと。またもや作った本人でなければ食べられないシロモノが誕生。今日日、寿司屋でさえ手袋で握る時代なのに……。
続いてたいやきを作る。型に生地を流し入れて、レンジでチンすると……
ちょっと空気が入ってしまったけれど、たいやきの皮ができた! 甘〜いにおいが広がる。本物のたいやきのようなカリッとした食感ではなく、シフォンケーキみたいにフワフワしている。ここに、あんこに見立てたチョコレートを挟む。
さらに、先ほど作ったモチ的なものに、あんこ的なものと、いちご的なものを載せて……
クルッとな。「いちごだいふく」になった。
だんごを串にさす。あ、つまようじは再利用なのね。これまでの作業でだいぶ汚してしまったけれど。
みたらしのタレも粉から作るのだけれど、とてもよくできている。たとえば「あんこ」になる粉はマットなチョコレート色になったけど、みたらしのタレは半透明で、本物のようにテカる。
さらにびっくりしたのが、ラムネを作ろうと粉を溶かしたら、シュワシュワと炭酸がはじけたこと。凝ってるな〜!
完成だ! パッケージにお皿が印刷されているので、所定の位置に載せるとそれっぽい。
モチを手でこねるのはともかくとしても、前回の「スイーツパーティー」よりも手やテーブルが汚れず、ずっとずっと作りやすかった。「んな無茶な……」という工程はほぼなかったといっていい。たぶんどんどん改良されているんだな。それでは、さっそく試食してみよう。
ラムネは……う〜ん、ケミカル! 駄菓子屋で売っていた「溶かすとソーダになる粉」の味がする! 普通に炭酸飲料を飲んだ方が絶対に美味しいのに、ついつい買ってしまうアレだ。
驚いたことに、みたらしだんごは本当に醤油っぽい、甘塩っぱい味がする! 粉から作ったのになぜ!? こりゃ、なんでも宇宙食にできる時代が来てるな……。
いちごだいふくと、たいやきはそのまんまチョコレートの味。同じ工程で作っているのに、ゼリーっぽいいちごの部分と、モチっぽい皮の部分では食感がまったく異なる。すごい技術だ。
手をベタベタにしたり、水をこぼしたり、童心に返ってあれこれやるのは、実は大変に楽しい。製造元の「クラシエ」は知育菓子の老舗「ねるねるねるね」の会社。
今回作ったもの以外にも、寿司、縁日、ファストフード、ケーキにドーナツと、シリーズ展開は幅広い。そのうち「フレンチのフルコース」とか出るんじゃないだろうか。すでに感心しきりだが、この技術が最後にはどこへ行き着いてしまうのか密かに楽しみだ。